建設業の倒産、深刻な「人手不足」「資材高」で8年ぶりに1,600件超え

2023年、建設業者の倒産件数が1,671件に増加し、前年比38.8％増となった。

これは2000年以降で最も大きな増加率で、リーマン・ショック期をも上回る。

負債総額も前年比52.5％増となり、特に小規模業者が中心に増加している。

増加の背景には、資材高騰と人手不足による建設コストの上昇があり、また2024年問題など業界の課題も影響している。

地域別では北海道や九州で急増しており、これらの増加の背後には資材価格の上昇や人手不足がある。

（要約）

建設業界における論調・傾向 ・労働人口の減少や高齢化による人手不足が深刻化しており、経験が浅い若手の職人が増えない。

・低賃金や労働環境の厳しさにより、若手の職人が敬遠され、ベテランも辞めていく状況にある。

・建設業界全体での人手不足により、技術の継承が困難になる懸念がある。

・材料費の上昇や人件費の高騰に伴い、建設コストが上昇し、給料や環境の改善が求められている。

・インフラ整備の必要性が指摘されながらも、地方への資金が限られ続けている状況が問題視されている。

・建設業界が停滞する中で、大手ゼネコンが受注することで小規模企業が苦しむ状況になっている。

・職人や作業員の労働環境や給与待遇に関する懸念があり、将来の業界の不透明さが指摘されている。

・建設業界における労働組合の改革や政策の見直しが求められており、業界内外の問題が浮き彫りにされている。

・建設業における倒産や廃業が増加しており、不安定な経済状況による業界全体の影響が指摘されている。

（まとめ）