「すし店」の倒産が増勢の兆し 2024年1月の「すし店」倒産は5件

コロナ禍が和らいだ後、日本の人気食べ物である「すし店」の倒産が増えています。

2024年1月には、負債が1,000万円以上の「すし店」の倒産が5件（前年同月比400.0％増）発生しました。

これは2020年8月以来の3年5か月ぶりの月間5件以上となります。

高級すし店や回転すし店への需要が回復している一方で、小規模の「すし店」は職人不足や物価上昇などで苦戦しています。

コロナ禍では、支援策によって倒産が抑制されましたが、支援効果が薄れる中で宴会需要の落ち込みやコスト上昇が値上げを難しくし、経営が困難になっています。

2024年1月の5件の倒産はすべて販売不振が原因で、小規模な破産が主でした。

この傾向は今後も続く可能性があります。

（要約）

寿司店の価格設定が時価制であったり、一流寿司店が2万円、3万円といった価格帯であることが一般的であることが共通して述べられています。

また、内需関連の厳しい状況や回転すしなど、コストを抑えた飲食店の需要が増えていることが見受けられます。

個人経営のお店が閉店する一方で、新規出店が増加していることや、高級店と回転寿司の二極化など、業態に変化が見られていることが指摘されています。

また、原材料の高騰や労働力不足による経営の厳しさ、その中での経営者の心境なども表現されています。

消費者にとっては価格面や寿司の需要についての議論もなされています。

（まとめ）