文科省、教員試験5月に実施要請　25年度、前倒しで人材確保へ

2024年度の公立小中高校の教員採用試験が、25年度から1カ月ほど前倒しになり、1次試験の標準日が5月11日に変更されることが決定された。

教員不足の対策として、民間企業の早期採用に対抗し、人材確保を図る狙いがある。

一方で、前倒しには教員養成大学のカリキュラム変更や教育実習の時期調整が必要であり、学生や関係機関の負担が懸念されている。

過半数の教委が、新たな標準日に合わせて試験日程を変更する方針を持っており、採用倍率の低下を食い止めるために日程の繰り上げが必要とされている。

（要約）

・教員採用試験の会場は、県立高校の教室が使われることが多いが、夏休み中に受験することが多いため、学校の大掃除や準備に影響が出ることが問題視されている。

また、授業を途中で潰すことも難しいため、教員採用試験の時期の見直しの必要性が指摘されている。

教員職への魅力が低下しており、教員候補者の減少が懸念されている。

教師の労働環境や待遇改善が喫緊の課題となっている。

（まとめ）