日本経済強くして円高方向へ是正へ、150円超の円安は「安過ぎ」＝経団連会長

経団連の十倉雅和会長は、為替は経済のファンダメンタルズを反映するのが望ましいと指摘し、現在の１ドル＝１５０円を超える円安は過剰だと述べた。

日本経済を強化して円高方向に修正していく必要があると述べた。

最近の円安の動きについて、円買い介入の可能性があるという市場の観測についてコメントし、「政府や日銀が介入したかどうかは知らないが、もし実施されたならば非常に良いタイミングだっただろう」と述べた。

また、日米金利差が為替を左右しており、将来は日本社会の課題や国内への投資が重要だとも語った。

（要約）

（まとめ） ・経団連の会長は日本経済の強化を訴えつつも、自身の経営する住友化学の経営不振や大赤字が指摘されるなど、矛盾が見られる意見が多かった。

・円安・円高の問題に対する意見も分かれ、賃金や自国の競争力を重視する声や、自社の存続を最優先すべきだとの指摘もあった。

・経団連や大企業など既存構造への批判や反感の声が目立つ中、国内経済の再編や内需拡大などを訴える意見も見られた。

経済の在り方や円安の問題について、多様な見解が示されている。