汗臭い、泥臭い、鉄臭いの3拍子揃った『ボトムズ』は監督の前職が影響か!? 終戦直後に生まれた知られざるスクーターも

乗りものニュース 9/23(月) 19:12 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa1a89356c545bb4cbe080b3824c827255f1807b

記事(要約)
2024年7月、アニメのワンフェスにて展示されていたアシェットの「スコープドッグ」について。

バンダイナムコフィルムワークスのアニメ制作ブランド「サンライズ」は老舗で、『機動戦士ガンダム』など多くの有名ロボットアニメを制作してきた。

特に高橋良輔と富野由悠季は有名な監督であり、作風には違いがある。

高橋監督はミリタリズムを取り入れた陸戦を得意とし、その作品のロボットには現実的な要素が反映されている。

高橋監督がこれらの作品で描く世界観は、自身の人生経験や職歴に由来しており、特に乗り物に対する関心や整備技術が影響を与えている。

(要約)
コメント(まとめ)
ボトムズには、主人公機が量産機であるという点が画期的で、リアル系ロボアニメの常識を覆すものでした。

特別仕様の主人公機ではなく、量産機であるスコープドッグがかっこよく描かれている点も評価されました。

作画枚数を減らすための苦肉の策だったローラーダッシュが、逆にかっこよくなるという効果も話題となりました。

ボトムズはリアル感が強く、戦車のような量産性を持つ主人公機で戦果を叩き出す姿が新鮮で魅力的でした。

キリコがスコープドックを個体として大事にするシーンがないことから、機体への愛着よりも生き残るための冷徹さが強調され、そのリアリティが作品の魅力となりました。

また、大戦中の実録を振り返ると、同じ機体で記録を出した者はいないという事実がリアル感を増幅し、ボトムズの世界観をより現実的に感じさせました。

機体に愛着を持つことが許されない世界で、キリコは使い捨てるつもりで戦っている姿が現代的なドローン戦争とも通じるものがありました。

さらに、装甲騎兵ボトムズのATギミック機構や、量産型のスコープドッグが戦場で活躍する姿は、劇中での効果的な演出が施され、映像的にもインパクトを残しました。

高橋良輔監督が考案した装甲騎兵ボトムズの設定には、リアルなサイズ感や環境への適応が見られ、戦車をロボット化したような設定が現代工学デザインの極みとして評価されました。

ボトムズは、リアルロボットの先駆けとして、量産機を主人公機とし、戦場でのリアルな戦闘や機体に対する冷徹な扱いなど、独自の魅力を持っています。

(まとめ)

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