ＥＴＣシステム障害、前日に行ったシステム改造が関係か…復旧見通し立たず

中日本高速道路は、首都圏や東海地方などの高速道路でノンストップ自動料金収受システム（ETC）が使えなくなる障害が発生し、これに対応するために名古屋市内で緊急記者会見を開いた。

深夜割引の見直しのためにETCシステムの改造作業を行っていたが、トラブルの原因となったとみられる。

復旧の見通しは立っていない。

（要約）

システムの運用に関わった経験がある方ならお分かりだと思いますが、こうした大規模なシステム改修を行う際は、事前の十分な検証だけでなく、万が一障害が発生した場合の「切り戻し計画」をきちんと準備しておくのが基本中の基本です。

復旧の見通しが全く立っていない状況を考えると、事前の「切り戻し計画」が甘かったか、あるいはそもそも切り戻し作業自体を試みたものの、想定外の問題で行き詰まってしまった可能性が高いと感じます。

（まとめ）