米の民間輸入2万トンに 1~5月、前年比60倍ペース

日本農業新聞 6/28(土) 8:30 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/32a58c999121e576f4d166981eb5c6d2833b72d0

記事(要約)
財務省の貿易統計によると、5月の民間貿易による米の輸入量が前月比で50%増の1万607トンとなり、単月の過去最高を記録した。

特に米国産が急増し、1〜5月の累計は前年同期比で約60倍の1万9628トンに達した。

高額な関税がかかるためこれまで輸入量は少なかったが、2025年には国産米の価格が急騰し、輸入米の需要が高まった。

5月の輸入量は米国が最も多く、続いて台湾、タイ、ベトナムと続いた。

輸入された米のほとんどは政府の備蓄米放出が決定される前に注文されたもので、今後も外国産米の輸入が続く見込みである。

(要約)
コメント(まとめ)
この一連の議論では、日本の米価格の高騰とその背景、輸入米の価格競争力、そして日本の農業政策や流通システムに対する疑問が主に取り上げられています。

1. **価格の現状**: 輸入米の価格は国内米よりも安く、特にカルローズ米などが消費者に求められています。

消費者は主食としての米を日常的に購入しなければならないが、高価格の国産米は手が出しづらく、結果的に安価な輸入米に流れる傾向があります。

2. **農業政策と流通の問題**: 農水省やJAによる中間業者の利権が、米価の急騰を招いているという意見が多く見られ、流通経路の透明化や中抜きの見直しが求められています。

また、農家の価格の安定や収入向上がなされていないため、消費者も安価な輸入米を選ぶ理由が強まっています。

3. **米離れと消費パターンの変化**: 日本人の米離れが進んでいるとの指摘もあり、時代と共に米の消費習慣が変わっていることが分かります。

この背景にはテレビなどのメディアが影響を与えているとの意見もあり、消費行動が一層変化していることを示唆します。

4. **農業の未来**: 若年層の農業離れや高齢化問題が指摘され、今後の農業経営の在り方や法人化、さらには移民の受け入れなどを考慮した新たな農業政策の必要性が論じられています。

また、国産米だけではなく、輸入米の品質や供給の安定も視野に入れるべきとの意見もあります。

5. **食糧安全保障の視点**: 食品としての「米」の安定供給が重要であり、そのためには国としての戦略が必要だとの声が強まっています。

特に、国内生産の保護と同時に、必要に応じた輸入の拡大を考慮する必要があるとの認識があります。

(まとめ)全体として、日本国内の米市場は輸入米の価格競争力が高まり、消費者の選択肢が広がる中で、農業と流通業者の構造的な問題が浮き彫りになっています。

農業政策の見直しや流通の透明化が求められ、今後の米生産と消費のあり方に注目が集まっています。

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