なぜ日産は凋落したのか…「正直言って私も戦犯の1人です」日産"元ナンバー2"が明かす後悔「2つの敗因」
プレジデントオンライン 6/30(月) 11:17 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/da736c6d9f111167e4e620ef3f82903d364445b4
記事(要約)
元日産自動車COOの志賀俊之さんは、日本の自動車産業に対する危機感を強く訴えています。
特に、電気自動車(EV)に対する対応の遅れを憂いており、中国のBYDが急成長を遂げている現状に警鐘を鳴らしています。
志賀さんは、BYDが内燃機関の技術を学びつつEVを開発していることに注目し、日本勢がそれに対抗できていないと懸念しています。
また、過去の成功体験に囚われる伝統的自動車メーカーが新しい挑戦に躊躇していることを指摘し、既存のレガシーを破壊しなければ生き残れないと主張しています。
志賀さんは、特に初代リーフの発売が日本でのEVに対する否定的な印象を強めた要因になったと語り、日本の自動車産業が将来を見据えて変革しなければならないと強調しています。
また、トヨタもEV開発に本気で取り組んでいるとし、競争力を保持するためには革新が必要であると述べています。
志賀さんは、自動車産業の新陳代謝を促進することが重要であり、日本のメーカーが自身を変えなければならないと訴えており、その背景には自身の経験からの深い危機感があります。
(要約)
コメント(まとめ)
日産についての議論は多様であり、さまざまな視点からの意見が寄せられています。
以下に主な傾向と論調をまとめます。
1. **業績と経営陣の批判**: 多くのコメントは、日産の業績低下を経営陣の誤った判断や無関心に起因しているとしています。
特にカルロス・ゴーン前CEOの時代からの拡大路線が失敗だったとの指摘があり、特にリーフの開発や販売戦略が批判されています。
経営陣が問題に対処する能力が欠けているとする意見も多いです。
2. **EV戦略の評価**: 日産の初代リーフはEV市場で先駆者的な役割を果たしたと評価する意見もありますが、その信頼性や技術の進化が進まず、リーフの評判が悪化したという見解が主流です。
特に、リーフのバッテリー技術が他社に追いつけなかったことや、モデルチェンジの遅れが問題視されています。
3. **消費者の信頼と品質の低下**: 日産が一時期持っていた品質に対する信頼が失われているとの意見があり、消費者のニーズに応じた製品の提供ができていないという批判があります。
特に、顧客からのフィードバックを軽視しているとの見方が強調されています。
4. **競争と市場環境の変化**: トヨタやBYDなど他の自動車メーカーが積極的に電動化や新技術の導入に注力している中で、日産が取り残されているとの懸念や危機感が表明されています。
特に市場競争が激化する中で、日産の戦略が後手に回っているとの意見があります。
5. **消費者の価値観の変化**: 自動車に対する「運転の楽しさ」や「デザイン重視」といった従来の価値観が変化していることへの対応が不足しているとの指摘があります。
エコや経済性だけでなく、運転そのものを楽しめる車づくりが求められています。
6. **内部構造と役員の過剰さ**: 役員の数と報酬が多く、経営層が会社を食い物にしているとの批判も目立ちます。
役員の責任を問う声があり、企業文化の改革が必要との意見もあります。
(まとめ)日産の問題点は、経営陣の誤った判断、EV市場への適切な対応の遅れ、消費者信頼の喪失、そして競争に対する危機感の欠如に集約されます。
全体として、消費者ニーズに応じた革新と経営改善が急務であり、今後の方向性が注目されています。