消防団員、個人報酬を受け取れず 現金で「上納」させる不正が相次ぐ

朝日新聞 7/9(水) 11:34 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/7fd936b0e8a7a0bb1a67d6ea2dd7035ae12344e0

記事(要約)
地域の消防団において、自治体から支給される報酬を受け取れない団員が存在する問題が浮上している。

これは、団側が報酬を「上納」させる行為が原因であり、総務省消防庁は3年前にこうした不正を是正するよう通達を出したが、一部の団では未だに改善されていないという。

火災や災害対応に当たる消防団員は、通常、年額報酬や出動報酬を受け取るが、報酬が団側に渡るケースが報告されている。

また、団員の通帳を預かるような手法もあり、これらの行為は違法性が指摘されている。

国の是正通知後も、全国で報酬に関する不正が横行している可能性があるとされ、消防庁は早急な是正を求めている。

(要約)
コメント(まとめ)
消防団に関するコメントから見受けられる傾向や論調は以下の通りです。

1. **報酬の扱いに関する不満**: 多くのコメントから、団員報酬が団体に一括で支払われ、その後酒や食事代などに使われることに対する不満が見られます。

特に、活動をしない幽霊団員が同じ額の報酬を受け取ることには不公平感が強く表れています。

2. **伝統的な慣習への批判**: 昔ながらの上納システムや強制参加型の飲み会、パワハラに対する批判が多数見受けられ、これらの慣習が消防団員としての活動を続ける上での障壁となっていることが指摘されています。

3. **団員の現状と人手不足**: 消防団は地域防災において重要な役割を果たしていますが、人手不足や若者の参加意欲の低下が懸念されており、これを解決するためには報酬制度の見直しや活動方法の改革が必要とされています。

4. **個人報酬への移行**: 最近、報酬が個人の口座に振り込まれるようになった事例もあり、これが透明性の確保や不正防止につながると期待されていますが、実際にこの制度が適切に運用されるかどうかには疑問が残ります。

5. **地域のニーズに応じた改善要請**: 各自治体が消防団を支援するために具体的な方策を取るべきだという意見もあり、制度や運用の改善が求められています。

特に不正の是正や、活動に真剣な団員が報われる制度の構築が求められています。

(まとめ)消防団に関する論調は報酬の不公平感や伝統的慣習への不満、地域の人手不足に対する懸念が大部分を占めています。

個人報酬の導入や活動方法の改革が進められている一方で、今後の制度運用には透明性と公正さが求められています。


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