寝たきり老人には「生きる価値がない」のか…参政党の公約「延命治療の全額自己負担化」に現場医師が伝えたいこと

プレジデントオンライン 7/17(木) 6:17 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcc4f2e58e4ca72d110e6e3a065f2079748b1bbc

記事(要約)
参政党が進展する中、「日本人ファースト」という公約が争点になっているが、その中での「日本人」とは誰を指すのかという疑問が浮かぶ。

木村医師は、「日本人」の間に優遇される者とそうでない者の分断が見えると警鐘を鳴らしている。

特に、終末期医療に関する公約では、延命治療を自己負担化することが提案され、これは富裕層には選択肢を与える一方、貧困層には生存を諦めさせる可能性があると指摘されている。

公約には「過度な延命治療」について見直す必要が述べられ、特に医療費の削減が目指されているが、その実現可能性や倫理的側面については疑問が残る。

高齢者医療に対する偏見や短絡的な議論が散見され、社会全体が分断されるリスクがあるとの警告がなされている。

木村医師は、こうした政策が若者にも影響を及ぼす可能性があることを指摘し、現代の一億総序列化社会の危険性についても警告を発している。

すなわち、今は利益を享受している層も将来的に不利益を被る可能性があるというメッセージを伝えた。

(要約)
コメント(まとめ)
この議論は、高齢者の延命治療に関して非常に深刻でさまざまな意見が交わされています。

多くのコメントが自己決定権と医療の限界について触れており、個人の尊厳や医療費の負担に関する議論が展開されています。

1. **延命治療の意義と影響**:延命治療を通常の医療として続けることが、患者本人やその家族に与える心理的および経済的な負担について触れています。

医療現場の実態やその現場での意見が反映されており、高齢者に対する治療が「生かされるだけ」に過ぎないという批判がみられます。

2. **尊厳死の提案**:多くのコメントが、患者自身が自分の死に方を選ぶ権利を強調しています。

尊厳死や自己決定権の重要性が訴えられ、延命治療を望まない場合は、その希望が尊重されるべきだという意見が一般的に見受けられます。

3. **医療制度の根本的な問題**:日本の医療制度の持続可能性や老人医療にかかる巨額な医療費が問題視されており、現状の医療制度や保険制度の見直しが必要だという意見が多数存在します。

また、医療費が現役世代に与える負担についての懸念も多く、未来の世代のために医療の在り方を考えるべきだとの声が上がっています。

4. **家族の負担**:家族が治療や延命に関して重圧を感じ、その選択が患者の意思を無視する可能性があるとの指摘もあり、家族の意向や負担が病状と共に大きくなることが懸念されています。

5. **医療提供者の倫理的ジレンマ**:医療現場に従事する者として、医師や介護士が直面する倫理的な課題についての言及もあります。

医療の最前線に立つ医療従事者たちが、どのように患者や家族の意向を尊重しつつ、必要以上の延命を避けるかというジレンマについて語っています。

(まとめ)延命治療や尊厳死に関する議論は、個人の選択権、医療の経済的負担、そして家族の感情という複雑な要素が絡み合っています。

現行の医療制度とその持続可能性、患者の尊厳を尊重した選択肢の提供が求められており、今後、これらの問題についての社会的議論がより進展する必要があると考えられます。


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