東大生「理3は何浪しても合格できない」 1000人を超える天才たちに聞いてわかった「いまどき理3生」の実像

東洋経済オンライン 7/25(金) 9:02 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec3526fd822b98aecf312cec019f168a58d08494

記事(要約)
東京大学理科3類(理3)は非常に難関な科類で、主に医学部への進学を希望する学生が集まっています。

1986年から続く『東大理III 天才たちのメッセージ』シリーズでは、合格者の声を集めており、過去40年間の傾向を分析しています。

近年、志望動機には「医者になりたい」という明確な目標が強く反映されており、従来の「勉強好き」からの流れが変わりつつあります。

出身層についても変化があり、合格者の多くは中学受験を経てエリート校に通っているため、戦略的な受験準備が求められています。

このため、公立高校から逆転を目指すケースは減少し、現役合格を目指す傾向が強まりました。

しかし、例外として地方の公立高から苦労して合格する学生もいます。

このような「異端の天才」たちの存在は、努力次第でチャンスが残されていることを示しています。

今後、理3を目指す学生がどのような価値観を持ち、どの道を選ぶかが注目されます。

(要約)
コメント(まとめ)
この討論は東大理科3類(医学部)の入試や学生の特性について様々な意見が交わされています。

以下に主な傾向や論調をまとめます。

1. **受験の難易度と「天才」論**: 理科3類は日本で最も難しい大学入試として知られていますが、実際に合格する学生が必ずしも全方位に優れた能力を持つとは限らないとの意見があります。

特に、受験勉強に特化した能力と実社会での応用力の間には乖離があると指摘されています。

2. **医師としての資質**: 理科3類出身者の中には、勉強や受験には特化しているが、臨床医としてのコミュニケーション能力や共感性に欠ける人が多いとの意見が見られます。

また、医療分野への貢献よりも研究職を望む声も上がっており、医者としてだけでなく研究者としても活躍してほしいという願望があるようです。

3. **家庭環境の影響**: 高い学力を持つ生徒は通常、親の学歴や家庭環境に由来する影響が大きいと考えられています。

親が意識的に子供に問題を投げかけることで、自然に受験対応力や思考力が養われるという意見があり、教育格差の象徴とも言える内容です。

4. **過度な競争と教育システム**: 現在の教育環境では、早期からの激しい競争が子供たちに課されており、特に私立学校でも偏った学力育成が行われているとの批判が見られます。

この競争によって優秀な生徒が孤立してしまうことも心配されています。

5. **進路選択の多様化**: 医師を目指す人が必ずしも理科3類に進む必要はないという意見があり、より自分の興味に合った道を選ぶことが重要とされます。

また、情報系への流れが増えている傾向から、医者という職業の見直しが行われつつあるとの指摘もあります。

(まとめ)全体として、理科3類の受験や学生に対する神話は多くの人々によって疑問視されており、受験勉強のエリート像に対する批判や、家庭環境が学力に与える影響、そして医師という職業自体の意義についての再考が求められています。



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