参院選が露わにした日本の「新しい階級社会」の現実/橋本健二氏(早稲田大学人間科学学術院教授)

ビデオニュース・ドットコム 8/2(土) 20:03 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/f32531f147a194d335451c4f72f6f595ae83c5cb

記事(要約)
参院選では自民党が議席を大幅に減少させ、参政党や国民民主党が支持を受けた。

早稲田大学の橋本健二教授による調査は、日本社会の新しい階級構造と、特に非正規労働者を指す「アンダークラス」の増加を浮き彫りにした。

アンダークラスは低所得で、結婚や幸福感が低い傾向にあり、政治への無力感から投票しない人が多い。

調査は、経済的階級よりも政治的信念によって支持政党の違いが表れることを示した。

特に「新自由主義右翼」と「伝統保守」間の意見の違いが強調され、特に再分配に関する考え方に及ぶ影響があった。

結果として、自民党は新自由主義右翼を支持基盤としてきた時期から、支持を失いつつある。

また、アンダークラスの問題を放置することは、社会全体にとってのリスクとされ、格差の拡大が少子化や社会的不安を招く可能性がある。

橋本氏は、自民党が従来の支持基盤を固め、アンダークラス問題の解消に向けた対策を講じる必要があると指摘している。

(要約)
コメント(まとめ)
この議論では、日本の政治や社会における階層の分化や格差の拡大、特にアンダークラスと呼ばれる層の増加が中心テーマになっています。

以下に主なポイントをまとめます。

1. **新自由主義の影響**: 新自由主義やリバタリアニズムが、特に経済政策において富の一極集中を促進し、国家の役割が問われる状況を生んでいるという意見が多く見られます。

2. **階級間の対立**: 経済的に豊かでない層の意見として、政策や調査方法についての疑問が呈されており、その中で分配に対する考え方の違いが議論されています。

3. **政治の変化**: 日本の政治構造の変化が進行中であり、特にポピュリズムの台頭が予想されています。

伝統保守と新自由主義の保守の間での矛盾が明らかになっているとされています。

4. **格差の拡大**: 物価の変動や雇用形態の変化により、アンダークラスが形成され、社会不安が増加する懸念が示されています。

これは歴史的な視点からも重要な問題であるとされ、過去の政治的状況との類似も指摘されています。

5. **教育とその影響**: 教育制度の変化が階級の固定化や教育の機会不均等に結びついているとの指摘もあり、これが今後の社会的流動性に影響を与える可能性があります。

6. **国民の意識と投票行動**: 国民の投票行動や支持政党の選択に対して、不満を抱く人々が増加し、結果として新たな政治勢力の台頭を促進していると言われています。

日本の社会は格差の拡大と階層の分化が進行しており、政治はそれに適応できていない現状が浮き彫りになっています。

また、教育や社会保障、政治の安定性など、さまざまな観点からのアプローチが必要とされる時期に来ているようです。

今後、どのように国民の声が反映されるのかが大きな焦点です。

(まとめ)

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