北陸新幹線の米原ルート、JR東海社長は「具体的に検討したことない」 過密ダイヤ理由に「難しい」と懸念示す
ABCニュース 8/7(木) 18:30 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/61108f9162a118b486bc2b7a71407bc4e56ae2bd
記事(要約)
JR東海の丹羽俊介社長は、北陸新幹線の「米原ルート」について具体的な検討が行われていないとしつつ、運行ダイヤの過密化を懸念していると発言しました。
また、北陸新幹線の延伸ルートについては「小浜・京都ルート」が決定されているものの、地元からの反発もあり計画は不透明です。
その一方で、米原ルートの再検討が注目されており、政治家たちから国交省への要望が出されています。
さらに、大阪・関西万博に向けて東海道新幹線「のぞみ」の増発も発表されました。
(要約)
コメント(まとめ)
この議論の主な焦点は、北陸新幹線が米原へ延伸される際の、東海道新幹線への乗り入れの可否とその影響についてです。
1. **ダイヤの過密問題**: 現在の東海道新幹線のダイヤが非常に過密であるため、北陸新幹線を米原から新大阪へ直通運転させることは難しいとする意見が多いです。
このため、米原での乗り換えが現実的な解決策とされています。
2. **JR東海の立場**: JR東海は北陸新幹線の乗り入れに対して消極的であり、特にダイヤ乱れや運行コストの増加を懸念しています。
リニアが開通すればダイヤに余裕ができる可能性があるが、その前提が確定していないため、当面の対策として米原での接続が主張されています。
3. **地域の利便性と費用対効果**: 米原ルートを支持する意見もありますが、地元の駅の拡張やメリットに関する疑問が多く、実際には利用者の便宜を考えた場合の合理性が問われています。
また、小浜ルートに比べて費用や時間的メリットが大きいのではないかという議論も見受けられます。
4. **将来の展望**: リニアが開通することで、既存の新幹線のダイヤに変化が訪れる可能性があり、その際に北陸新幹線の直通運転が実現できるのではないかとの期待もあります。
しかし、今後の人口減少や利用予測が影響を与えることも考慮されています。
5. **政治と地域感情**: 地元自治体や政治家の思惑が絡み合っており、地域住民の利便性よりも政治的な駆け引きが目立つとの批判もあります。
この背景には地域が抱える経済的課題や人口動態の影響があります。
(まとめ)全体として、北陸新幹線の米原延伸における運行形態や地域の期待・懸念が複雑に絡み合っているため、ダイヤの過密問題や地域の利便性、将来的なリニアの影響など、多角的に議論が進められています。