東京―大阪間のリニア開業は2060年? 工事遅延続々…「静岡悪者論」も今は昔、問題山積リニア開発の現在地
集英社オンライン 8/8(金) 11:01 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e750e489f650bd0a207440ba8ed6c4bae6af9c2
記事(要約)
リニア中央新幹線の工事遅延について、静岡県に非難が集中していますが、それは誤解であり、実際には全国で工事の遅れや環境問題が多発しています。
ジャーナリストの樫田秀樹氏が述べるには、静岡だけでなく、他の都府県でも遅延が起きており、リニアの2027年開業は当初から不可能だとされています。
また、静岡県知事の川勝平太氏への批判が強まっている背景には、住民の環境への懸念があるとしています。
リニア工事に伴う問題には、水源の減少や地盤沈下、騒音などがあり、報道されないトラブルも多いという。
加えて、リニアは採算が取れず、経済的に難しいとの指摘もある一方で、国交省は採算性を問題にせず計画を推進しています。
そのため、リニアが特定の富裕層だけを対象とした高級交通手段になりかねないとの懸念も。
これらの課題から、リニア計画の必要性に疑問を持つ声が強まってきています。
リニアは日本の技術の象徴ですが、環境問題や地域間の対立が生じているため、慎重な議論が求められています。
(要約)
コメント(まとめ)
リニア中央新幹線の開発に関する議論は本当に多様で、反対派と賛成派の意見が入り混じっているのが見受けられます。
以下に主な論点をまとめます。
1. **安全性と災害リスク**: リニアの建設において最も懸念されているのは地震等の自然災害への脆弱性です。
特に、南海トラフ地震が予想される中で、乗客の救助が困難になる恐れが警鐘を鳴らされています。
2. **経済的合理性**: リニアは果たして採算が取れるのか、利用者は本当にいるのかという点について疑問が提起されています。
日本の人口が減る中で高コストのプロジェクトが必要なのか、多くの意見が分かれています。
3. **環境への影響**: リニア建設に伴う環境破壊や水資源への影響が懸念されており、静岡県などの住民が強い反発を示しています。
この点に関して、多くのコメントが、プランの見直しや慎重な進行を求めています。
4. **政治とメディアの関与**: JR東海が大手メディアのスポンサーであることから、公正な報道が難しいのではないかという指摘もあります。
これは、情報の透明性や市民が知るべき問題としてオープンに議論されています。
5. **整合性の欠如**: リニアと既存の新幹線との関係性、新幹線の老朽化対応の必要性など、様々な議論が散発する中で、一貫した計画性が求められています。
6. **多様な交通手段の時代**: 現在では、リモートワークの進展や他の交通手段(飛行機など)の利便性から、リニアの必要性自体が問い直されています。
(まとめ)リニア中央新幹線を巡る議論は、安全性、経済的理由、環境への影響など多くの側面が複雑に絡み合っています。
反対意見も多く、特に住民や環境保護の観点からの懸念が強く表れていることがわかります。
また、メディアの報道姿勢や政治的な関与に対する批判もあり、今後の進展が期待されています。