ロシアの造船会社「もう修理できない」…「ソ連の切り札」と呼ばれたロシア海軍"最後の空母"の哀れな結末
プレジデントオンライン 8/14(木) 17:16 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/445bce39df23b935cbc42565b4269b1d476533c7
記事(要約)
ロシアの空母「アドミラル・クズネツォフ」は、1985年にソ連海軍の一環として進水したが、事故や修理費用の高騰、ウクライナ戦争の影響で改修の断念に至ったと報じられている。
この艦は、かつてソ連海軍の威信を象徴する存在だったが、現在は数々のトラブルから「恥の船」と呼ばれる状況に追い込まれている。
実戦投入の機会を得ながらも、数度の事故や故障によって、その存在意義は薄れ、2024年には乗組員が前線に送り込まれる事態に。
ロシアは「クズネツォフ」を修理する資金が不足し、新しい空母の建造も難しい中、国際的な地位の低下や軍事力の低下を招く事態が懸念されている。
もし廃艦に追い込まれると、常任理事国で唯一空母を持たない国となり、国際的な信頼性がさらに損なわれる可能性がある。
(要約)
コメント(まとめ)
記事やコメントから見えてくる主な傾向や論調は以下の通りです。
1. **空母の必要性と意義の低下**: ロシアにおける空母、特にクズネツォフ級の存在が大した意味を持たないとの意見が多い。
空母はもはや軍事力の象徴ではなく、ドローンやミサイルの発展によりその必要性が減少しているという見解が広がっている。
2. **ロシア軍の内向きな戦略**: ロシアは大陸国家であり、空母や広範囲な海軍能力が実際には必要ないとの意見が強い。
防衛的な意味合いで、深海潜水艦や陸上軍が重要とされる。
3. **経済的制約**: ウクライナ戦争や経済制裁による財政難が影響し、ロシア海軍の現状維持すら難しいという意見がある。
空母の維持には多大なコストがかかるため、リソースの無駄遣いとして処分すべきという考えも見られる。
4. **技術力の不足**: ロシアは修理や運用に必要な技術、人材が不足しており、クズネツォフをはじめとする空母の活動が困難になっている。
特に、ウクライナ戦争によって多くの熟練兵が前線に送られてしまっているという指摘がされている。
5. **他国との比較**: 中国の空母運用が比較の対象にされ、ロシアの造船技術や運用力が劣っているとする意見も多い。
特に遼寧艦の運用が相対的に効果的であることが指摘され、ロシアの海軍建設に対する批判が散見される。
(まとめ)空母の存在意義が減少しつつあるとされる中で、ロシアの海軍は内向きな戦略を強いられ、技術や経済的な制約が影響を及ぼしている。
また、他国と比べた場合の劣位も際立っており、空母の維持が困難であることが強調されている。