タイで巻き返し図る日本車、低価格HV投入で中国勢に対抗…かつてはシェア9割超の「牙城」

読売新聞オンライン 8/25(月) 6:56 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1809842de213b7b292acc192214316be53fb03d

記事(要約)
日本の自動車メーカーは、中国の電気自動車(EV)販売の影響でタイ市場でのシェアを失いかけており、対策として低価格のハイブリッド車(HV)を投入しています。

トヨタは新型「ヤリスエイティブHV」を発売し、HVが今後も重要であると強調しました。

しかし、日本車の新車販売シェアは減少しており、特に中国のEV勢が台頭してきています。

今後、日本メーカーがEV市場にどう対応するかが注目されています。

(要約)
コメント(まとめ)
最近のタイ自動車市場における日本車の危機的状況は、中国車、および特にBYDの低価格戦略に起因すると指摘されています。

日本車のシェアは急激に減少しており、2022年の85.4%から2025年には64.8%へと予測されています。

この背景には、中国車の競争力を引き立てる価格設定があります。

たとえば、同セグメントのMG HSは93.9万バーツから販売されている一方で、日本のカローラクロスは100万バーツを超えています。

日本車は高品質や信頼性という強みを持っていましたが、現行の価格競争ではその価値が薄れつつあるとの意見もあります。

多くの人々は、品質が保証されている日本車に対して安心感を持つ一方で、経済的な理由から中国製のリーズナブルな自動車に魅力を感じる傾向があります。

このように市場がシフトする中で、日本メーカーは価格競争からの脱却が求められていますが、現地生産を強化し、様々な価格帯の製品を提供する必要があります。

東南アジアの特にタイでは、EVの普及も進んでいます。

この背景には、EVへの補助金政策や充電インフラの整備が進んでいることがありますが、長期的なリセールバリューなどの問題も考慮する必要があります。

また、製品の耐久性やアフターサービスの観点から、中国車はまだ日本車ほどの信頼を得ていません。

そのため、今後も価格と品質のバランスを保ちながらいかにシェアを確保していくかが日本メーカーの課題となるでしょう。

(まとめ)日本自動車メーカーは、低価格を武器とする中国車の競争に直面し危機的な状況にある。

品質と信頼性の強みを維持しつつ、価格競争力や多様な製品供給が求められ、EV市場においてもシェア拡大が必要である。


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