だから「勤勉な日本人」は貧乏になった…「定時で帰るドイツ人」に追い抜かれ、GDP4位に転落した決定的理由
プレジデントオンライン 8/28(木) 8:16 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ecb86ce73090f289349cae24c6ee96633b0b5b
記事(要約)
日本が「ものづくり大国」としての地位を失い、GDPが減少した理由を、経済産業研究所の岩本晃一さんが分析しています。
日本の企業は非正規雇用の増加や人材への投資を怠っており、その結果、労働生産性が低下しています。
日本の労働者はドイツの労働者に比べて2倍の労働力を投入しても、同じ付加価値しか生み出していない状況が続いています。
また、日本の企業文化やリーダーシップが、若者の才能を潰す要因となっていると指摘されています。
ドイツの高い生産性と労働環境に学ぶことが、復活のヒントかもしれません。
(要約)
コメント(まとめ)
この討論では、日本経済の低迷とそれに絡む労働環境や経営者の責任についての意見が多く見られます。
以下に主要な傾向や論調をまとめます。
1. **経営者の責任と構造的問題**: 日本の経営者は賃金の低下を選び、利潤を優先して生産性向上に無関心であるとの意見が多く、特に契約社員や非正規雇用の採用が問題視されています。
賃金を抑えることで経済全体の低迷を招き、悪循環に陥っているという見方が強いです。
2. **制度の違いと比較**: ドイツの労働環境と比較し、無駄な会議の少なさや同一労働同一賃金の政策に触れ、日本企業の生産性の低さを指摘する意見が見られました。
日本では管理職の数が多く、業務効率が悪いという批判もあります。
3. **教育と人材投資の不足**: 長らく続いた生産性の低迷は、企業が人材に対する投資を怠ってきたことにも起因しているとされ、多くの意見でこの点が強調されています。
短期的な利益追求のために、部下の育成や長期的な人材育成が軽視されているといった考えがあります。
4. **社会的な価値観と文化の影響**: 労働者が「タダ働き」を美徳として受け入れる文化や、同調圧力が労働生産性を低下させているという指摘もあり、日本の文化的背景が経済環境に与える影響についての議論も見られます。
5. **経済政策とその影響**: 特に消費税の上昇や正社員の雇用の難しさ、デフレが続く中での経営者の意識の低さなどを指摘し、政策的な失策が経済成長を阻んでいるとも言われています。
6. **労働市場の変化**: 経済のグローバル化や、不景気が非正規雇用の増加を引き起こし、労働者の賃金や条件が悪化したという見解が強調されているのも注目すべき点です。
全体として、経営者の責任、制度的な違い、教育不足、社会文化的要因や経済政策の失敗により、日本の経済が低迷し続けているとの意見が支配的です。
これらを解決するためには、長期的な視点での人材投資や制度改革、そして社会全体の価値観の見直しが必要だと結論づけられます。
(まとめ)