千葉の津波避難タワー、完成１０年でもう使用不能に…住民「こんなに早く駄目になるとは」

千葉県匝瑳市の今泉浜地区にある津波避難タワーが、完成からわずか10年で腐食が進み使用不能となった。

近隣住民やサーフィンをする人々からは驚きや不安の声が上がっている。

タワーは塩害に強いとされる塗装が施されていたが、施工業者のミスが原因で劣化が早まったとされている。

市はタワーを壊して再建する方針だが、予算の確保が難しく、建設時期は不透明である。

代替避難所として県の施設が利用可能になっているが、住民からは責任の所在についての疑問も生じている。

（要約）

このスレッドでは、海辺の津波避難タワーの劣化問題について、さまざまな意見が交わされています。

主要な意見の傾向としては、手抜き工事や技術不足、行政のチェック機能の欠如が指摘されており、塩害に対する防止策が不十分だったことも問題視されています。

1. **施工の問題**: 避難タワーの鉄骨部分は、塩害に弱い鉄製であったため、適切な防錆対策が取られていなかったとの意見が多く見られます。

塗装だけではなく、溶融亜鉛めっきを施す必要があったという指摘があります。

2. **維持管理の重要性**: 設計段階から耐腐食性を考慮するべきだったとの意見や、完成後も定期的なメンテナンスが必要であることが強調されています。

避難タワーが人命を守るためのものとされているため、耐用年数の短さが問題視されています。

3. **行政の責任**: 行政側のチェック機能が十分でなかったことや、業者との契約や管理が不十分だったことが、最終的な責任として指摘されています。

特に契約内容に瑕疵担保責任を明記することが求められるとの意見が多かったです。

4. **経済的側面と今後の方針**: コスト削減が第一にされ、結果的に失敗に繋がったとの意見も多く、今後の開発・建設に際しては適切な専門家の意見を取り入れるべきであるという提案がなされています。

これらの意見は、津波避難タワーの問題に限らず、公共工事全般における施工品質や維持管理の重要性、また行政と業者の責任を再認識させる内容となっています。

（まとめ）