このままではJR北海道は生き残れない…鉄道ジャーナリストが呆れ返った「あわや脱線トラブル」の顛末
プレジデントオンライン 9/7(日) 8:16 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0623e3e93306b788c2c42ee1208bf006ac21eec
記事(要約)
JR北海道は現在、経営の苦境に直面しており、特に安全に関する問題が多発している。
過去には大きな事故があり、その後も安全確認の不足や人為的なミスが続いている。
最近では、航路に影響を及ぼすようなレールの破断や、虚偽報告が問題視されている。
特に、2025年にはレールの破断のために特急が運休し、長時間の停車を強いられる事態が発生。
乗客には水や非常食が配られたが、運行情報の発表が遅れ、乗客の不安をあおった。
最終的には、レールの破断とされていた案件は「レール張り出し」であることが判明したが、情報伝達の誤りが残念な結果となった。
このように、JR北海道は安全対策に取り組んでいるものの、組織内の根本的な改善が求められている。
(要約)
コメント(まとめ)
近年、JR北海道における鉄道の運営と維持管理に関する問題が多くの議論を呼んでいる。
主な要因としては、資金不足や人口減少、過疎化が挙げられる。
広大な地域で運営を行っているものの、乗客数は限られ、十分な売上を上げることは困難である。
特に、過密な都市部と違い、数分に一本の運行頻度はあり得ず、資金を確保できないために、保線作業や安全対策が手薄になっているとの指摘が多い。
また、経営体質として、長期的な視点での運営戦略が欠如しており、鉄道ではなく不動産業に重心を移したという批判も見受けられる。
これにより、鉄道のサービスが低下する一方で、労働力不足と組合間の対立も深刻な状況にある。
特に、保線業務の人手不足や管理体制の不備が事故やトラブルの根幹にあるとの声も強い。
さらに、最近の異常気象や温暖化の影響で、気温差によるレールの伸縮が問題視されている。
過去の維持管理と比較して劣化が進んでいるという指摘があり、設備投資や維持管理にかかる費用がますます大きな負担となっている。
解決策としては、国の支援が不可欠であり、鉄道の社会的なインフラとしての役割を再評価する必要があるとの意見が多い。
民営化による経営の自由化が必ずしも地域における交通インフラの維持を保証するものではなかったという反省も多く、鉄道の役割、特に物資の輸送面についても再考が求められています。
全体として、JR北海道の抱える問題は単なる経営の失敗に留まらず、広く日本の地方交通の未来に関わる重要な課題といえる。
(まとめ)