もう“大卒”の肩書きに意味はない!? 大卒余りで、ホワイトカラーの職が足りない

週刊SPA! 9/24(水) 8:53 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/cbfdbfa9412d9211a884dec5bba68f0e3a3cbcc6

記事(要約)
「就職氷河期世代」と呼ばれる1993~2004年に就職した40~50代の人々が直面した就職難について、雇用ジャーナリストの海老原嗣生氏が新著『「就職氷河期世代論」のウソ』で検証した。

鼎談では、現代における大学卒業者の過剰とホワイトカラー職の不足が問題視され、「大卒」がもはやスーツを着たオフィスワーカーになるための保証ではないと指摘された。

大学生が増加した結果、職にあぶれる大卒が増え、また非ホワイトカラー職に就く大卒も増加している。

この状況は氷河期だけが原因ではなく、構造的な問題である。

さらに大学無償化の議論も取り上げられ、教育制度全体の見直しが求められている。

(要約)
コメント(まとめ)
日本の教育や雇用市場において、専門高校や専門学校の卒業者は、高校や大学を出ているにもかかわらず、必ずしも職業的に成功していないという現状が強調されています。

特に、普通科高校から進学する大学生が企業に好まれる傾向があり、専門職の卒業生や専門学校に進学する学生が評価されないという意見が多く見られます。

また、大学の進学率が高まる中で、質の低い大学卒業者が増加し、大学教育の意味が疑問視されている状況も指摘されています。

学歴への重視は依然として強く、特に大卒の資格が求められる傾向が続いていますが、実際の教育内容や職場でのパフォーマンスにはギャップがあるとの意見が多いです。

多くの専門学校卒業生が実務能力を備えているにもかかわらず、大卒の肩書きが優遇されるために不利な状況に置かれることが問題視されています。

また、労働市場における傾向として、従来のホワイトカラー職業がAIや自動化の影響で減少していくことが予想されており、ブルーカラー職や専門職がもっと必要とされるようになると考えられています。

これが、専門教育や技術職への価値が再評価される可能性を示唆しています。

若年層による進路選択については、専門的な職業に対する理解と適性の認識が大切であり、早期の選択が重要とされています。

一方で、学歴社会における不公平感も根強いことから、今後の教育政策や労働市場改善に向けた議論が進む必要性があるようです。

(まとめ)日本の教育と労働市場において、専門教育が軽視される現状や大学教育の質の低下、ホワイトカラー職の減少、若者の適切な進路選択の重要性が指摘されています。

専門職や技術職の価値が再評価される中で、未来の人材育成や労働市場の構造づくりが求められています。


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