小中の不登校35万4000人と過去最多…いじめ認知件数は76万9000件超え暴力行為も過去最多に 文科省
FNNプライムオンライン(フジテレビ系) 10/29(水) 17:00 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b71a8c0c394303d3825d0874803b11c4d152cc93
記事(要約)
2024年度の調査によると、日本の小中学校で不登校の児童・生徒が35万4000人を超え、過去最多を記録しました。
増加率は前年度より低下しましたが、いじめの認知件数や暴力行為の発生も過去最高を更新しています。
文部科学省は、取り組みの成果が出始めているとしつつも、ネット上のいじめなどの早期発見が課題であると指摘しています。
(要約)
コメント(まとめ)
近年、不登校の増加が広く問題視されています。
その背景には、「たとえ学校に行かなくても問題ない」という価値観の普及や、学校へ通うこと自体が苦痛であるという感情の高まりがあるようです。
多様性を重視する流れにより、学校以外の教育の選択肢が認められるようになったことも、不登校の増加に影響を与えていると考えられます。
現場の教師からは、長引くコロナ禍や急速な社会の変化がもたらしたストレスによって、学生が適応に苦しんでいるという意見が多いです。
また、親や教師の対応に疲れも見受けられ、問題を先延ばしする動きもあるとのこと。
具体的には、不登校の学生が卒業後の社会適応に困難を抱えることへの懸念も強調されています。
さらに、イジメや学業のプレッシャーも不登校の一因であり、特にイジメ被害者が学校を去る構造的な問題が指摘されています。
加害者を処罰する仕組みが不十分であることも、いじめの構造を変えるためには必要です。
一方で、家庭環境や心身の健康問題が不登校の原因となり得ることも語られています。
特に、親の負担や不安が子どもにも影響を及ぼすことが多く、サポートの必要性が訴えられています。
全体として、教育の選択肢が多様化する中で、個々の子どもに合った道を見つけることが重要ですが、そのための社会的な受け皿や制度が整っていないのが現状です。
(まとめ)不登校の増加には多様な要因が絡み合っており、社会全体でその原因を分析し、個々の子どもに合った教育やサポートを考える必要がある。
また、家庭や学校の環境だけでなく、社会全体が協力して改善策を模索していくことが求められている。