ASEANで唯一G20加盟国「インドネシア」の大統領が、初めての外国訪問で、米国でも日本でもなく「中国」を選んだワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) 12/7(日) 13:00 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/69cca89e9492f793fa1cd6af2fc175d051fb2a75
記事(要約)
2010年代半ばから、米中関係は悪化し続け、インドネシアはその中での立ち位置を模索しています。
インドネシアは欧米型民主主義を持ち、中国とは対立する価値観を有しますが、歴史的な交流から中国文化への理解が深く、経済的な関係は非常に親密です。
インドネシアはASEANの中でも重要な国であり、米中冷戦の影響で経済的打撃を受ける懸念がありますが、外交に関しては独立的なアプローチを取っています。
国交が樹立されてから両国は様々な時期に関係の改善を図っており、最近では共同プロジェクトにも取り組んでいます。
ただし、対中国感情は複雑で、親中と反中の意見が拮抗しています。
また、米国に対しては親米的な姿勢がやや強いです。
インドネシアの人口は多様で、今後も経済成長が見込まれています。
(要約)
コメント(まとめ)
インドネシアの国際関係に関する意見は多岐にわたり、特に中国との関係が重視されている点が強調されています。
いくつかの傾向を挙げると:
1. **中国への依存**: インドネシアが中国を最初の国に選ぶことは、その経済的利益や外交上の重要性を理解した結果として受け入れられています。
中国の市場や資金提供は魅力的であり、多くの人がこの選択を合理的だと考えています。
2. **日本への信頼の低下**: 日本が過去に提供したODAや技術支援に対する信頼は低下しているとの声が目立ちます。
特に、高速鉄道の事例では、日本の信頼を裏切ったとする見解が多く、日本がASEAN諸国での影響力を失いつつあることが示唆されています。
3. **親中派の影響**: インドネシア国内には、中国に親和的な勢力が存在しており、これが外交決定に影響を及ぼしています。
華僑の経済力が大きな要素として考えられ、彼らの影響でインドネシアが中国寄りになるのではないかという懸念もあります。
4. **経済と人権の優先**: 多くの意見が、経済的利益が人権や外交政策に優先されるという現実を指摘しています。
人権問題よりも国益を考えた外交が進んでいるため、インドネシアが経済的に優位な中国を選ぶのは当然と捉えられています。
5. **将来への懸念**: インドネシアが中国との関係を深めることに対して、将来的なリスクや懸念も示されています。
特に、経済的な依存が進むことで、中国の影響力が強まり、インドネシアが完全に従属してしまうのではないかという心配があるようです。
(まとめ)インドネシアの外交政策における中国の重視は、経済的利益や国内の親中派の影響と関連が深く、日本との過去の関係に対する信頼の低下が顕著である。
人権よりも経済優先の現実が交渉を左右し、将来の影響力に関する懸念も広がっている。