残るのはNHKと通販チャンネルだけ…視聴者にも、スポンサーにも完全に見放された「BS4K」の悲惨な現状
プレジデントオンライン 12/10(水) 16:15 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d78c30a4758730904eeaa2b7ec9e817154988ed9
記事(要約)
BS4K(超高精細画質の衛星放送)が、視聴者離れと赤字続きにより、多くの民放放送局が撤退を検討している状況にある。
総務省の有識者会議は、ネット配信への転換を提言し、BS4Kは事業回収が不可能な状態にあると指摘。
BS4Kの視聴率は他の放送形式に比べて著しく低く、幾つかの専門チャンネルはすでに撤退している。
TBSや他の民放BS局も、累計の赤字は数百億円に上り、ネット配信への移行を模索している。
NHKは独自に4Kコンテンツの制作を続けているが、他の民放が撤退すればBS4Kは実質的に廃止状態になる可能性が高い。
(要約)
コメント(まとめ)
BS4K放送の停滞についての意見が多く寄せられており、主に以下のような内容が含まれています。
1. **コンテンツの質と多様性の欠如**: 多くのコメントで、民放テレビ局が製作するバラエティ番組やお笑い番組への依存が強調されています。
視聴者は新しい面白いコンテンツを求めており、画質向上だけでは視聴意欲を引き出せないとの意見が多いです。
2. **4Kの必要性への疑問**: 4Kの画質が高いことは認めつつも、日常的に視聴するコンテンツにおいては4Kが必須ではないとの見解が大多数です。
特に、ニュースやバラエティ番組においてはフルHDでも十分であり、そもそも高画質の映像を求めている人は少数派であるという意見が多くあります。
3. **ネット配信の台頭**: インターネットの普及により、視聴スタイルが変化し、視聴者はいつでも好きなコンテンツを選べるオンデマンドサービスを好む傾向が強まっています。
そのため、テレビの役割が減少しているとの意見が見られます。
4. **NHKとその受信料に対する不満**: NHKの受信料制度への不満も散見され、視聴者が見たくない番組に対して料金を払わなくてはならない状況に不満を持つ人が多いです。
このことがBS4Kの視聴をためらわせている要因とも指摘されています。
5. **技術革新への期待と現実**: 進化する映像技術に対する期待がある一方で、4K放送がその潜在能力を活かせていない現状も批判されています。
技術はあっても、それに見合ったコンテンツが存在しないため、視聴者の関心を惹きつけられないのが現状です。
6. **市場の選択と企業の適応の必要性**: BS4Kの衰退は市場原理に基づく正常な結果であり、今後のメディア展開には柔軟性が求められるとする意見も見受けられます。
市場の実態を読み取れない企業は生き残れないとの考えが示されています。
(まとめ)要するに、BS4K放送の停滞は、コンテンツの質が求められるにもかかわらず、それに見合うものが提供されていないこと、視聴スタイルの変化によるテレビ離れ、そしてNHKの受信料制度などが絡み合っているという現状が浮き彫りになっています。
また、高画質への期待が薄れ、個々のニーズに応えられない放送が続く限り、視聴者の興味を引きつけることは難しいとの印象です。