オリエンタルランド、過去最高売上でも止まらぬ株価下落 「夢の国」をむしばむのは“金利”?
ITmedia ビジネスオンライン 12/12(金) 8:10 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b65c7fcc4ef0bc9912fa1becd945aa3b7e33aff3
記事(要約)
オリエンタルランドの株価が下落し続けており、2025年3月期には過去最高の業績を達成したにも関わらず市場の反応は冷淡です。
新エリア「ファンタジースプリングス」の開業後、株価はその高値から半値まで落ち込んでいます。
主要な要因として、テーマパーク事業の収益性が低下し、入園者数の減少と客単価の増加が顕著になっています。
特に、金利上昇やコストの高騰、物理的な拡張の限界が影響を及ぼしており、新しい成長モデルを求められる局面に入っています。
市場は成長期待を重視しており、単純な売上の更新だけでは株価が戻ることは難しいと考えられています。
(要約)
コメント(まとめ)
オリエンタルランド(OLC)に関するコメントまとめは以下の通りです。
株主は、株主優待や配当金の少なさに不満を持っており、長期的な投資意欲が薄れています。
特に、株主優待が1Dayパスポートに依存していることから、実際の経済的恩恵が限られていると指摘されています。
また、パークの入場料や混雑度が非常に高く、一般の家族層が気軽に利用できる環境ではなくなっていることが、リピーターを減少させる一因となっています。
一方で、新規顧客獲得が難しく、アトラクションの新設やタッチポイントの多さが逆に顧客の負担を増やしており、今後の成長への期待が低下しているという見方もあります。
また、インバウンド需要への依存度が高く、国際関係の影響を受けやすい事業モデルの脆弱性が懸念されています。
株価については、 PERの高さや大株主である京成電鉄の売却懸念もマイナス要因として取り上げられており、投資家は成長の見込みが乏しい中で別の投資先を考える傾向が強いと感じられます。
このような状況から、今後の経営には新しいサービスや集客戦略、価格設定の見直しが求められ、特にファンを意識した株主優待制度の改革が株価回復のカギかもしれません。
(まとめ)オリエンタルランドは高い価格設定や株主優待の魅力不足から、長期的な投資意欲が減退しており、パークの混雑やインバウンド依存も影響して株価低迷が続いている。
株主優待や新たな集客戦略の見直しが求められている。