日銀利上げ、政策金利0.75%で副作用も 元審議委員「円安=物価上昇ではない」

日経ビジネス 12/25(木) 6:00 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/c29f22949e6e874bc6ffcef688bc61327dd95cf0

記事(要約)
日銀は12月18、19日の会合で、約1年ぶりに政策金利を0.75%に引き上げることを決定しました。

これは約30年ぶりの高水準で、利上げによる住宅ローン金利や貸出金利の上昇が懸念されています。

PwCコンサルティングの片岡剛士チーフエコノミストは、利上げのタイミングに唐突感を感じており、経済状況や消費者への影響が不透明であると指摘しました。

片岡氏は、日本経済が0.75%の金利に耐えられるか疑問視し、特に低所得者層への負担増加を懸念しています。

また、住宅ローンの金利上昇が若年層に対するコスト負担を増す可能性があると述べています。

さらに、日銀の政策は実体経済を無視している可能性もあると考えており、円安や物価高の主因を為替だけに求めることには問題があるとしています。

今後も日銀は利上げを続ける可能性があり、政府の積極財政政策とともに、日本経済の成長を期待しています。

(要約)
コメント(まとめ)
今回の討論では、日本の金利政策や円安、物価上昇に関連するさまざまな意見が寄せられています。

主な焦点は、円安が物価に与える影響や、利上げの必要性についてです。

以下にポイントをまとめます。

1. **利上げの必要性と影響**: 利上げが円安を止められないとの意見があり、現行の金利水準では円高に転換するのは難しいとされています。

特に、0.25%の利上げでは効果が薄く、2%程度まで引き上げる必要があるとの指摘もあります。

2. **円安と物価上昇**: 円安が物価高の原因であるとする見解が多く、特に輸入に依存している日本の経済構造において、その影響は避けられないとされています。

円安によってコストが上昇し、これが物価に反映されているという指摘があります。

3. **経済運営への批判**: 経済政策の乏しさや、過去の政策が現在の状況を生んでいるとの批判が目立ちます。

特に、リフレ政策や財政出動が過去に行われた結果、現在のような経済環境になっているとの意見があります。

4. **民間企業の競争力**: 日本の企業が競争力を失っている原因として、構造的な問題や労働生産性の低下が挙げられています。

具体的な対策が求められていますが、それが示されないことが批判されています。

5. **将来の見通し**: 現在の経済政策が続けば、円安が悪化し、物価高が進む懸念がある一方で、短期的な利上げの必要性に関する意見が分かれています。

特に、中小企業や庶民への影響を考慮した慎重なアプローチが求められています。

このように、円安の進行や利上げに対する様々な意見が交わされる中で、経済の実態や政策の方向性についての強い関心が現れています。

また、円安が物価に与える影響についての認識も重要なテーマとなっていることが伺えます。

(まとめ)

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