追加利上げも喜んでばかりいられない日銀~恐るべき円安圧力、急ピッチの長期金利上昇にどう対処するか?~

TBS CROSS DIG with Bloomberg 12/30(火) 13:00 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6bb32f0dbb060082d6a6ba2544dedaedcc5d30

記事(要約)
日銀は、2023年12月の会合で政策金利を0.50%から0.75%へ0.25%引き上げ、約30年ぶりの水準に達しました。

これは円安対策の一環であり、為替レートが依然として円安に推移している中での利上げです。

日銀の利上げは、特に中小企業の業況改善が影響を与えたとされ、利上げを可能にした要因として春闘の賃上げ予測に基づいた判断が挙げられています。

経済指標としての短観が重要であり、長期金利も上昇傾向にありますが、これは財政不安や物価上昇リスクによるものです。

日銀は、将来の金融政策について明確な見通しを示す必要があり、中立金利の概念を基にした政策運営が求められるでしょう。

高市政権の下での利上げに対する認識変化や政府との政策一体化も重要な要素です。

(要約)
コメント(まとめ)
最近の日本市場における利上げに対する反応について、様々な意見が交わされています。

以下のような主な論点が見られます。

1. **無関心とスルー現象**: 日銀の利上げは市場からは冷やかに受け止められ、全く反応がない状態が続いています。

タイミングや利上げの刻み方が適切でないとの意見があり、円安や物価高の進行に繋がる危険が指摘されています。

2. **円安の構造的要因**: 円安の主因が金利差だけでなく、政府や日銀への信頼低下に起因するとの指摘があります。

高市政権の経済運営が市場から疑念を持たれ、円安が進行しているとの見方もあります。

3. **金融政策の逆効果**: 利上げが景気を冷やし、家計にプラスではないとの意見が多く見られます。

特に、住宅ローンや物価高が家計を圧迫するため、利上げが適切な政策なのか疑問視されています。

4. **将来の見通しに対する不安**: 現在の金融政策が円安を食い止めるには不十分で、急激な円高が訪れる可能性を考慮する必要があるとされています。

また、2024年に向けたマイナス金利解除が不安視され、今後の経済状況にどう影響するかが注目されています。

5. **財政政策との整合性**: 日銀の金融政策と政府の財政政策の乖離が問題視されています。

無駄なバラマキや財政拡張政策が円安やインフレを助長し、根本的な信頼回復にはつながらないという意見が強いです。

6. **市場の需給の関係**: 円キャリートレードや資本逃避が進行し、長期的な円安の構造を固める要因となっています。

投資家たちはより安全な通貨に逃げている状況があります。

7. **日本の対応の遅れ**: 日銀の対応が遅すぎることで、経済運営に深刻な影響を与えているとの批判があります。

市場の期待に応えられない状態が続いており、今後の政策決定に対する期待は薄れています。

(まとめ)全体として、日本の利上げに対する市場の反応は冷淡であり、政治的・財政的な信用の低下が円安を加速させているという見解が支配的です。

日銀の政策は国民生活に直結する影響を持っており、今後の経済運営の方向性が市場の信頼回復の鍵になると考えられます。


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