( 125035 )  2024/01/04 13:01:28  
00

津波の被害を受けたとみられる住宅地=石川県珠洲市宝立町で 

 

 1日午後4時すぎに石川県能登地方を震源に発生したマグニチュード(M)7.6の大地震から一夜明けた2日、石川県の災害対策本部長会議にリモート参加した珠洲市の泉谷満寿裕市長が明かした被害状況が複数のメディアで報じられた。旧統一教会の問題を長年追及し、被害者救済にも取り組む紀藤正樹弁護士はX(旧ツイッター)で「あまりの惨状。何かできることを」と投稿した。 

 

◆ビル倒壊…朝市通り焼失…能登半島地震、一夜明けた被害の様子【写真複数】 

 

 紀藤弁護士が添付した報道によると、泉谷市長は「市内は壊滅状態。住宅全壊は1000棟ほどあるのでは」と状況を語り、「水、食料、ミルク、おむつ、女性用生理用品などあらゆるものが不足している」と訴え、「全域で断水、停電が長期間続く」との見込みを示した。 

 

 能登半島の先端に位置する珠洲市。市のホームページによると、昨年11月末時点の人口は1万2610人、世帯数は5857。市長が語る被害が、市にとっていかに甚大なものかを物語る。 

 

 X(旧ツイッター)では「珠洲市長」がトレンド入り。「災害報道が輪島朝市の大火にスポットを当て過ぎるがあまり、さらに半島のその先にある珠洲市や能登町が忘れ去られてしまう懸念がある」「想像を絶する状況」「古い家屋の多い地区だし心配」などと案じる声が寄せられた。 

 

中日スポーツ 

 

 

 
 

IMAGE