( 125175 )  2024/01/04 22:46:40  
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那覇空港で中華航空機が着陸後に爆発、炎上した事故を調べる関係者ら=平成19年8月 

 

帰省ラッシュの2日、羽田空港で札幌発の日航516便が炎上する事故が発生した。国内の空港での着陸時の主な事故としては、名古屋空港で平成6年4月、乗客乗員264人が犠牲になった中華航空機墜落事故がある。着陸後に爆発、炎上する場合が多く、離陸時と比べても危険性が高いのが特徴だ。 

 

【写真】「飛行機が燃えちゃった」日航機の乗客が家族に送った客席からの写真 

 

この事故では、台北発の中華航空機が着陸に失敗し墜落、炎上。国内の航空機事故では、520人が亡くなった昭和60年の日航ジャンボ機墜落に次ぐ惨事となった。 

 

平成19年8月には那覇空港で中華航空機が着陸した後、駐機場へ到着直後に爆発、炎上。乗客乗員165人は脱出し無事だった。 

 

27年4月には広島空港でソウル発のアシアナ航空機が着陸の際に空港設備と接触し、滑走路を外れて停止。乗客乗員27人が負傷した。 

 

このほか、羽田空港では昭和57年2月、福岡発の日航DC8が着陸しようとして滑走路手前の海に突っ込み墜落。乗客乗員174人のうち24人が死亡した。機長の異常操作による逆噴射が原因として浮上した。 

 

また令和3年2月には、成田空港で日本貨物航空(NCA)のボーイング747が、着陸時に滑走路に接触する尻もち事故が発生。機体後部下面にある外板が全長約3㍍、最大幅約0・9㍍にわたって損傷したが、けが人はいなかった。 

 

こうした事故を受け、昨年10月には、羽田空港で着陸に失敗した旅客機が滑走路上で炎上し、多数の死傷者が出た事故を想定した消火救難訓練が行われ、海上保安庁も参加していた。 

 

 

 
 

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