( 125213 )  2024/01/04 23:16:14  
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2023年には、耳をふさがない左右独立型ワイヤレスイヤホンが大ヒットしました。

従来の遮音タイプや骨伝導タイプとは異なり、そのスタイルは多くのユーザーに好評でした。

これには3つの理由が挙げられます。

まず、コミュニケーションツールとしてリモート会議やオーディオブックの利用が増えたこと。

次に、骨伝導方式に加えてエアー・コンダクション方式や軟骨伝導方式など、新しい技術の導入により選択肢が増えたこと。

最後に、価格帯別に多彩な製品が揃ったことがあげられます。

これらの理由から、2023年は耳をふさがないワイヤレスイヤホンが大いに注目された年でした。

(要約)

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2023年は、耳をふさがないスタイルで、音楽リスニングやハンズフリー通話が楽しめる左右独立型ワイヤレスイヤホンがヒットしました。人気を集めた理由を考察しながら、2023年に発売された耳をふさがないイヤホンの中から、筆者がおすすめする製品を紹介します。 

 

「耳をふさがないワイヤレスイヤホン」の詳細を写真で紹介 

 

ワークアウトやビジネスのシーンでワイヤレスイヤホンを活用する機会が増えました 

 

いまはシリコンやウレタンフォームを素材に使用したイヤーピースを耳に挿入する、遮音性能の高いイヤホンが広く普及しています。加えて、電気的な信号処理によるアクティブノイズキャンセリング機能を追加した、耳栓タイプの製品が主流です。 

 

一方、2023年にはイヤーピースを使わず、耳に極小サイズのスピーカーを乗せて音を聴くようなスタイルで楽しめる「耳をふさがないワイヤレスイヤホン」が多くのメーカーから誕生しました。 

 

耳を塞がないワイヤレスイヤホンは骨伝導技術を採用する製品が数年前に話題を呼び、その後は音楽と同時に周囲の音を“ながら聴き”できるイヤホンとして、ワークアウトやビジネスシーンで活用するユーザーが増えました。 

 

耳をふさがないリスニングスタイルは、日常のさまざまなシーンにフィットすることが、多くのユーザーに伝わりつつあります 

 

そんな耳をふさがないワイヤレスイヤホンが2023年にブレイクした大きな理由は3つあると筆者は考えます。 

 

ひとつは、使う機会が増えたことです。コロナ禍を経て、リモート会議などのコミュニケーションツールとしてはもちろん、最近ではオーディオブックの“ながら聴き”を楽しむ方も多いと聞きます。自宅など静かな場所で、周囲の環境音にも注意を向けながらオーディオブックを聴く使い方に、耳をふさがないワイヤレスイヤホンは向いていると思います。 

 

もうひとつの理由として、骨伝導以外にもさまざまな方式による耳をふさがないワイヤレスイヤホンが増えて、ユーザーの期待に合致する選択肢が充実したことが挙げられます。 

 

骨伝導方式の耳をふさがないワイヤレスイヤホンといえばShokz(ショックス:旧After Shokz)の製品が認知拡大を牽引してきた立役者ですが、そのShokzが同じ耳をふさがないスタイルでありながら、骨伝導ではないエアー・コンダクション方式のワイヤレスイヤホン「OpenFit」を夏に発売しました。骨伝導に比べてエアー・コンダクション方式は厚みのある低音を出しやすいことから、OpenFitを含む同方式を採用する製品が音楽ファンから高く評価されました。 

 

また、2022年秋に発売した軟骨伝導方式を採用するオーディオテクニカの「ATH-CC500BT」も、一体感のあるサウンドが楽しめることから、耳を塞がないワイヤレスイヤホンの選択肢に彩りを加えています。 

 

そして3つめの理由は、耳をふさがないワイヤレスイヤホンが価格帯別に豊富なバリエーションが出揃ったからではないでしょうか。2023年末に市場を見渡せば、ちょっと試してみたい方におすすめできる1万円以下のモデルから、音にこだわった2万円以上のハイエンドモデルまでさまざまな新製品があります。 

 

すでに“耳をふさぐ”イヤホンを持っている方々が、2台目・3台目のワイヤレスイヤホンとして買い足してみたくなる、魅力あふれる製品がいま充実していると言えます。 

 

 

 
 

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