( 125314 ) 2024/01/05 01:53:26 0 00 鳩山紀一郎氏
立憲民主党が10月、政治資金世襲制限法案を国会に提出。野田元総理も11月、「自民党には世襲が多すぎる」と批判するなど、世襲議員への風当たりが強まっている。
【映像】2009年当時の鳩山紀一郎氏
そんな中、ある人物が国会議員を目指すことを宣言し話題になっている。国民民主党から次期衆院選への立候補を表明した、鳩山紀一郎氏だ。父親は旧民主党代表で、2009年に自民党から政権を奪取し総理に就任した、鳩山由紀夫氏。
「政治家になるつもりはない」と話していた紀一郎氏は、なぜ国政への道を目指すのか。世襲批判に対してどう説明するのか。『ABEMA Prime』で本人に聞いた。
鳩山紀一郎氏
国民民主党から出馬する理由について、紀一郎氏は「約20年間、大学で都市工学や交通学の専門家として働いていたが、日本がどんどん停滞していく状況を見て、“なんとかしなければならない”という思いで政治の道を歩み始めた。国民民主党の一員になろうと考えたのは、玉木代表の“日本を瀕死の状態から救い出そう”という言葉に強く共感したからだ」と説明。
その上で世襲ではないかという声に対して「定義によるが、私の場合は“世襲だ”“世襲じゃない”とどちらを言っても批判されるので、自分から何かを言うのは難しい。選挙地盤を引き継ぐことを世襲と呼ぶのであれば、それには当たらない事実はある。ただ、父が元総理だということで、一般的な候補者の方々とは違う見られ方をする認識はある」と述べる。
青山和弘氏
政治ジャーナリストの青山和弘氏は「世襲議員というのは、いわゆるジバン(地盤:選挙区の支持者や後援会)とカバン(鞄:資金力)を引き継ぐのが大きなポイントで、紀一郎さんはそこを継いでいない。カンバン(看板:知名度)が大きいのは間違いないが、選挙区を変えているのに世襲だと批判してしまうと、職業選択の自由と絡んできてしまうと思う」と指摘。
一方で、「政権交代をしたけれども、その期待を貶めてしまったという部分で、鳩山元総理を世間が見る目は非常に厳しい。紀一郎さんに関しても、そのカンバンがプラスになるかというと厳しい面があると思う」との見方を示した。
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