( 125750 )  2024/01/05 22:27:38  
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羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、管制官は滑走路占有監視支援機能を正常に作動させていたことが判明した。

海保機は滑走路への進入後に40秒間停止していた可能性があり、管制官が注意喚起表示を見落としていた疑いもある。

国交省は緊急対策として、常時監視する人員を配置することを明らかにした。

現場では日航機の撤去作業が続いている。

(要約)

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羽田空港の滑走路で進む日航機の撤去作業。翼部分が切断された=5日午前 

 

 羽田空港で日航と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、着陸機が接近する滑走路に別の機体が進入した場合、管制官に画面上で注意喚起する「滑走路占有監視支援機能」が事故当時、正常に作動していたことが分かった。国土交通省が5日、明らかにした。海保機は滑走路への進入後、約40秒間停止していたとみられ、管制官が注意喚起表示を見落としていた可能性が出てきた。 

 

【動画】シューター滑降、9人次々避難 羽田の航空機衝突事故 

 

 国交省は管制官が海保機に進入を許可していなかったと説明。日航機のパイロットも「海保機は視認できなかった」としており、事故の背景にヒューマンエラーを含む複数の要因が重なっていた疑いが浮上した。運輸安全委員会や警視庁が状況を詳しく調べる。 

 

 斉藤鉄夫国交相は注意喚起表示を常時監視する人員を6日から配置すると明らかにした。これを柱とする緊急対策を連休明けにも公表する方針。 

 

 安全委によると、3日に日航機のフライトレコーダー(飛行記録装置)を発見した。ボイスレコーダー(音声記録装置)は見つかっていない。現場のC滑走路付近では機体の撤去作業が5日午後も続いた。 

 

 

 
 

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