( 125832 )  2024/01/05 23:31:38  
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トヨタ自動車の佐藤恒治社長 

 

 ダイハツ工業の車両の認証不正問題について、親会社であるトヨタ自動車の佐藤恒治社長が5日、毎日新聞などの取材に応じ、「(トヨタ側がダイハツの)現場に関する理解や関与が足りなかった」などと話した。今後はより積極的に経営に関わっていく姿勢を示した。昨年12月に第三者委員会が不正に関する調査結果を公表して以降、同問題について佐藤社長が公の場で発言するのは初めて。 

 

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 佐藤社長は「お客様、仕入れ先、販売店など皆様にご心配、ご迷惑をかけている。心からおわびする」と陳謝した。 

 

 トヨタはダイハツの親会社だが「(これまでは)ダイハツの自立的な経営を尊重していた部分がある」と説明し、「現場に対する理解が足りていなかった。徹底的に現場(に基づいた)経営ができていなかった」と反省の言葉を述べた。 

 

 再発防止に向けては「(ダイハツの)根っこにある企業風土の問題まで逃げずに踏み込み、ダイハツと一緒に改革に取り組む」と強調。ダイハツの新しい経営体制などについて、トヨタとしても責任を持って検討するとした。 

 

 また佐藤社長は、能登半島地震で部品の仕入れ先に被害が出ているとして、8日に予定していた新年の生産開始が未定となっていることを明らかにした。【加藤結花】 

 

 

 
 

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