( 126238 ) 2024/01/07 14:14:52 0 00 【元販売員が解説】その電子レンジもう"寿命"かも?替え時サイン、壊れやすくなるNG使用法とは
意外と知らない、身近な家電の素朴な疑問。ついついやってしまいがちなNG使い方や、替え時サインの見極め方って?元家電量販店のトップ販売員として個人で2億円を売上げた実力を持つ「家電のプロ」である家電ライターたろっささんにお聞きしました。
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私たちの生活に密接に関係している電子レンジ。冷凍食品の解凍やコンビニ弁当の温め、前日の残り物の再利用など多くの料理に欠かせない役割を持っています。そんな何気なく使用している電子レンジやオーブンレンジですが、実は寿命が来ても構わず使用している方が多いことはご存知でしたか?
電子レンジが寿命を迎えると様々な弊害が発生し、急に故障して困ったことになる場合もあります。そこで今回は電子レンジの寿命に焦点を当て、替え時のサインや電子レンジを長持ちさせるためのコツなどをお話します。
まずは一般的な電子レンジの平均的な寿命ですが、これは10~12年程度と言われています。電子レンジの基本的な原理「水分子を活性化させ、水分子同士がぶつかる摩擦熱で食材を温める」の水分子を活性化させるためのマイクロ波を出す「マグネトロン」という物質の寿命がおよそ2,000時間。1日30分平均使用すると10年でおよそ1,800時間、つまり10~12年程度でマグネトロンの出力が落ちたり壊れてしまったりするということになります。
1日に30分も使用しないという方もいらっしゃるかと思いますが、部品の寿命以外にも環境の温度変化やホコリなどによって経年劣化も起こるため、20年、30年と使い続けるのはかなり難しくなります。
また、電子レンジの修理に使われる各メーカーの部品保有期限は8年と国で定められており、それを超えるとメーカー修理を行うことが出来なくなる場合がほとんど。非公式の修理屋などに持ち込むこともできなくはないですが、割高な修理料金を請求されて結局その後程なくしてまた壊れてしまうなどのトラブルも多く報告されています。寿命を超えて電子レンジの調子が悪いと感じたら買い替えを検討するようにしましょう。
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