( 126313 ) 2024/01/07 22:59:34 0 00 池田佳隆衆院議員の逮捕を受け、記者会見する自民党愛知県連の丹羽秀樹会長(右)ら=2024年1月7日午後3時0分、名古屋市中区、松島研人撮影
自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部が7日、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で衆院議員・池田佳隆容疑者(57)=比例東海、当選4回=を逮捕した。
【写真】「カネで心は買えない」と説いた 裏金4800万円疑惑の池田議員
逮捕を受け、自民党愛知県連の丹羽秀樹会長は名古屋市内で会見し、謝罪した上で「信頼回復に全面的に取り組む」と述べた。池田議員が会見で説明などしていないことを挙げ、「国会議員としてあるまじき行為だ」と批判した。
丹羽氏によると、昨年末に池田議員から「迷惑をかけて申し訳ない」と電話があったという。丹羽氏は説明責任を果たすよう求めたが、池田議員は「話せる内容が限られているので、時期がきたら話したい」と答えたという。
池田議員が受け取った裏金は約4800万円に上るとされる。丹羽氏は「同じ政治家として、そんな額が帳簿に載らず動いていたというのは不思議な感じがする。政治活動に使われるような額ではないのでは」と指摘。「信頼回復に向けた取り組みを進めていかないと自民党は立ち上がれない」とも訴えた。
また、自民党が池田議員を除名処分としたことで、丹羽氏は池田議員の地元の愛知3区で候補者選定に取り組むことも明らかにした。
自民と連立を組む公明党県本部の里見隆治代表は「自民党にはしっかりうみを出し切ってほしい」と語った。
野党からは厳しい声が上がる。立憲民主党の河合洋介県連幹事長は「『政治とカネ』でなく『自民党とカネ』の問題。司法は徹底的に追及を」と指摘。国民民主党の富田昭雄県連幹事長は「いかに信頼感を回復するか、党を超えてやらないといけない」と語った。
朝日新聞社
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