( 126624 ) 2024/01/08 22:37:46 0 00 田中角栄元首相邸周辺の火災で、多くの消防車が集まった(撮影・中山知子)
8日午後3時20分すぎ、東京都文京区目白台にある田中角栄元首相の邸宅がある敷地内の建物で、火災が発生した。東京消防庁によると、火元は2階建ての住宅とみられているという。
【写真】上空から、広大な敷地の田中角栄邸
火災現場となった田中角栄邸は、角栄氏の存命中、「目白御殿」と呼ばれ、昭和の日本政治史の重要な舞台となってきた。有力政治家をはじめ、多くの人々が訪れる「角栄詣で」の舞台にもなり、角栄氏が敷地内の池のコイにえさをまく姿もおなじみだった。
角栄氏の邸宅の敷地はかつて、総面積8230平方メートルに及んだとされる。1993年12月に角栄氏が亡くなった後、この広大な敷地の一部について、長女の田中真紀子衆院議員ら田中家側が相続税の現金での全額納付をあきらめ、4割弱に当たる約3000平方メートルについて、「物納」した。敷地の一部は、隣接する日本女子大が購入している。
角栄氏は昨年、没後30年を迎えていた。
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