( 126689 )  2024/01/08 23:39:08  
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写真:LIMO [リーモ] 

 

2024年がはじまり、老後2000万円問題が話題になってから約5年が経とうとしています。 

 

【円グラフで「60歳代の貯蓄額」をすべて見る】平均・中央値はいくら?(出所:金融広報中央委員会など) 

 

その騒ぎから、「老後資金に2000万円も貯蓄できない」という声が聞こえてきそうですが、一方で、老後資金を多く用意している世帯もあるでしょう。 

 

給料やボーナス、預貯金、資産運用、退職金、相続資産、年金などお金事情は家庭差、個人差が大きいですが、その中でも現代シニアの貯蓄額はどうなっているのでしょうか。 

 

現代の60歳代の貯蓄額を目安に、老後資金計画を立てるのも一つでしょう。 

 

今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、60歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。 

 

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。 

 

60歳代・二人以上世帯で、老後2000万円が必要といわれる中で「うらやましい」という声も聞こえてくる「貯蓄3000万円以上」を達成している世帯の割合を確認します。 

 

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、60歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認しましょう(金融資産を保有していない世帯を含む)。 

 

●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円以上の割合 

 ・20.3% 

●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 

 ・平均:1819万円 

 ・中央値:700万円 

貯蓄3000万円以上は約2割となりました。 

 

想像していたよりも多い印象を受ける方もいるかもしれませんね。 

 

ちなみに平均は1819万円ですが、より実態に近い中央値は700万円まで下がります。 

 

貯蓄ゼロの世帯も20.8%おり、家庭差が顕著でしょう。 

 

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 

 

●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円以上の割合 

 ・25.6% 

●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 

 ・平均:2317万円 

 ・中央値:1270万円 

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄3000万円以上は25.6%。 

 

およそ4世帯に1世帯という多さになりました。 

 

平均は2000万円を超え、中央値は1000万円を超えました。 

 

 

 
 

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