( 127141 )  2024/01/10 13:17:19  
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 まもなく、メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」が日本に上陸する予定です。 

 

 Eクラスはメルセデス・ベンツの中核となるEセグメントのモデルで、その歴史をたどると1936年に登場した170シリーズ(W136型)までさかのぼるといわれます。 

 

【画像】「えっ…!?」ドアハンドルの形が変わった!? メルセデス・ベンツ新型「Eクラス」の写真を見る(36枚) 

 

 Eクラスという車名になったのは1985年に登場したW124型から。まもなく日本上陸予定の新型Eクラスは、Eクラスの車名となって6代目となるW214型です。2023年4月に世界初公開され、同年夏に欧州市場で発売されています。 

 

 新型Eクラスのデザインを細かく見ていくと、ドアハンドルの形状が現行型の「グリップ型」から、新型は走行中や駐車時にはボディとフラッシュサーフェースになる「フラット型」になっていることがわかります。 

 

 近年、このようにドアハンドルのデザインにも新しい傾向が見られます。それはなぜなのでしょうか。 

 

まもなく日本市場で発売されるメルセデス・ベンツ新型「Eクラス」 

 

 エクステリアデザインを描くとき、ドアの外側に付くアウタードアハンドルは、デザインのひとつのポイントになります。ドアハンドルも含めてカッコ良く見せるのがカーデザイナーの腕になります。 

 

 1990年代は輸入車を中心に、多くのクルマがグリップ型の「バータイプ」を採用していました。細いバーハンドルは、流れるようなデザインにもよく似合います。 

 

 バータイプを早くから多くのモデルに採用していたメルセデス・ベンツは、事故で崖の下に落ちたクルマを引き上げるときに、4つのドアハンドルをロープで持ち上げればその車重に耐えられる、と言われていました。 

 

 たしかにバータイプのドアハンドルは、指1本か2本引っ掛けるだけでも開けることができますし、手を上から握っても下から握っても開けることができるので、日常の使い勝手が良いので筆者は気に入っていました。 

 

 またドアを閉めるときも、ドアハンドルを持って閉めることにより「ドスッ」といい音で閉めることができます。 

 

 通常閉めたときの振動がドアパネルを震わせますが、ドアハンドルを持つ手と腕の筋肉が振動を吸収するので、振動が後に残らない閉まり音になります。 

 

こんな背景もあってバータイプのドアハンドルが一世を風靡していました。しかし、ここ最近はフラットタイプが多くなってきました。 

 

 

 
 

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