( 127625 ) 2024/01/11 22:30:40 0 00 旭酒造の「獺祭」
日本酒「獺祭」などの製造元として知られる山口・岩国の酒造メーカー「旭酒造」は11日までに自社の公式サイトを更新。能登半島地震被災者への義援金として、1億円を石川県に寄付したと発表した。
「令和六年能登半島地震により被災された方々、その御関係の方々に対し、心よりお悔やみ申し上げます」とし、「お酒というのは社会と常に共にあり、社会が支えてくれているからこそ酒蔵は存在しています。そんな私どもとして何らかの形で社会への恩返しをするべきと判断し、2024年1月10日付で、令和6年能登半島地震の災害義援金として1億円を石川県に寄付させていただきました」と寄付を報告した。
被害状況により追加や継続支援をしていきたい考え。
「今までも、旭酒造は二割三分の売上の一部を毎年寄付させていただいておりました。この寄付は、獺祭をご購入頂いた皆様のお金であり、皆様に御支持頂いたからこそこういった形で社会に恩返しができたと理解しております。こういった形で寄付させていただける事を皆様に心から感謝し御礼申し上げます。被災された方々が一刻も早く平穏な暮らしを取り戻せることを願っております」と結んだ。
同社は、2013年から毎年、獺祭「二割三分」シリーズの売上金の一部を災害被災地などに寄付。「東日本大震災支援(ユネスコ協会就学支援奨学金)を始め、2016年熊本地震義援金、日本医師会を通じて新型コロナに関わる医療従事者の皆様への支援などに2013年から2023年までの11年間で計4・6億円の寄付をさせていただきました」としている。
寄付金をめぐっては、これまでに、建設機械大手のコマツが石川県に5億、富山県に1億円の総額6億円、村田製作所が5億円の寄付をそれぞれ発表。ドジャース・大谷翔平投手は、球団が100万ドル(約1億4500万円)、大谷個人で寄付(金額非公表)する。馳浩・石川県知事のXによると、県には8日までに13億超の義援金が集まっているという。
大規模な寄付に、ネット上では「酒造が1億ってすごいなあ」「GAFAMみたいなテック企業じゃなくて『酒蔵』が1億円寄付したってところ。山口県に向かって頭下げる」「同業者じゃなくて、県に1億寄付が凄い」などと驚きの声が挙がった。
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