( 127742 )  2024/01/12 00:18:25  
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実力も人望も申し分なし(C)日刊ゲンダイ 

 

 完全に見誤ったか。 

 

 西武からソフトバンクに移籍した山川穂高(32)の人的補償でベテラン左腕の和田毅(42)が指名されると、11日発売の日刊スポーツが報じた。 

 

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 まだ西武からの正式発表はないものの、ネット上は大騒動に発展。 

 

《さすがにびっくり》《野球を知ってる人だったら衝撃的過ぎる話題》などの驚きもさることながら、ソフトバンクファンからは、《ファン辞めたい》《ふざけるな!》などと怒りの声もあがっている。 

 

 和田は不惑を超えた大ベテランながら昨季は8勝6敗、防御率3.24。チーム内では10勝の有原に次ぐ勝ち星を上げ、先発登板20試合も、石川に次ぐチーム2位だ。 

 

 ソフトバンクにとっては、純粋な戦力として今季も必要必須の左腕。それでもプロテクトリストから漏れていたとすれば、「西武の現状を分析して、獲得されることはない、と思ったからだろう」と西武OB。 

 

 西武はエースの髙橋光成(昨季10勝8敗)を筆頭に、今井(10勝5敗)、平良(11勝7敗)、隅田(9勝10敗)、松本(6勝8敗)など先発投手が豊富。上記では最年長の松本でも27歳と、若い投手がひしめいている。42歳で年俸2億円の和田には手を出すまい――と思うのは無理もないことだ。 

 

 しかし、西武はFAの人的補償でベテランを獲得してきた過去がある。2005年オフに豊田(現西武投手コーチ)が、18年オフに炭谷(現西武)がそれぞれ巨人に移籍した時は当時35歳の江藤、36歳の内海(現巨人投手コーチ)を指名した。 

 

「特に内海は指導力もあり、若手の兄貴分として慕われていた。和田も面倒見が良く、オフの自主トレには参加希望選手が殺到。現在、長崎県で行われて自主トレは総勢16人の大所帯ですからね。さらに先発としての力も申し分なしとあれば、西武が獲得しても何ら不思議じゃない」(同) 

 

 西武に限らず、近年はFAの人的補償でベテランを指名することが少なくない。18年オフは当時34歳だった巨人の長野が、丸の人的補償で広島に移籍。ソフトバンクにしても、2012年オフにオリックスから獲得した寺原(現ソフトバンク二軍投手コーチ)の人的補償で、当時31歳の馬原を取られている。 

 

 実力も人望もある和田が流出となれば、開幕ローテ入りを明言していた小久保新監督にとっても大きな痛手となりそうだ。 

 

 

 
 

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