( 127777 )  2024/01/12 12:33:23  
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玉川徹氏(2019年撮影) 

 

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏は12日、テレビ朝日計「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、ドジャース大谷翔平投手(29)に球団が支払う契約金の97%に当たる金額が契約期間後に支払われることをめぐり、球団が本拠地を置くカリフォルニア州の会計監査官が州の税収が減ると問題視する声明を出したことに、「おかしい!」と異論を表明した。 

 

【写真】大谷翔平の寄付を大物タレント批判 

 

 大谷は、球団と今年から10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を結んだが、97%に当たる6億8000万ドル(約986億円)は11年目以降に後払いという契約。これに、カリフォルニア州の会計監査官マリア・コーエン氏が「税制において著しい不均衡が生まれている」と異例の声明を発表。議会に不均衡の是正を求めるとして、日米で大きな話題になっている。 

 

 「大谷さんファン」を公言する玉川氏は「これを言った人間がおかしいんじゃないかと思う」とした上で「大谷さんがどこかで脱税しようと思っているわけではなく、どこかでは(税金を)払う。アメリカ国内を移動したらその先で払うわけだし、仮に日本に戻ってきたら日本で払うわけでしょ。大谷さん個人の問題ではない」と訴えた。「(後払い分は)例えて言えば退職金みたいなもの。退職金も簡単にいえば給料の後払いみたいなもので、必ずもらう権利が発生する。退職金をもらう時、住所が別の所にあったからといって、元住んでいた自治体がおかしいじゃないかとは言わないでしょ」と力説し「カリフォルニア州の会計監査官の強欲だと思います」と訴えた。 

 

 また「(大谷には)少なくとも毎年2億9000万円分は収入があるわけだし、それに対する税金は払い続ける。カリフォルニアに住んで、行政サービスに対する対価はきっちり払っている」として「カリフォルニア州がおかしい」と繰り返した。 

 

 MCを務めるフリーアナウンサー羽鳥慎一は「ぜひどなたか、カリフォルニア州に伝えていただきたいと思います」と締めた。 

 

 今回の大谷への支払いシステムで、カリフォルニア州は約9800万ドル(約142億円)の税収を失う可能性があると伝えられている。同州は米国内でも高い税率で知られている。 

 

 

 
 

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