( 127979 ) 2024/01/12 22:37:20 2 00 輪島の完全孤立集落「情報ないんです」 徒歩で訪ねた記者が見た現実毎日新聞 1/12(金) 20:27 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/992ff8819090ef2ecc02ae1120d734c354b764dc |
( 127982 ) 2024/01/12 22:37:20 0 00 地震で崩落した下山町周辺の道路=石川県輪島市で2024年1月10日、北山夏帆撮影
被災者たちに何度も言われた。「外でいったい何が起こってるんですか?」「ここまで報道機関が来たのは初めてだよ」
【写真・地図】孤立した西保地区、どこにある? 被災者の避難生活は?
能登半島を激しく揺さぶり、住民を混乱に突き落とした元日の大地震。山がちな半島では孤立集落の解消が遅れ、取り残された住民は苦しい生活に耐えてきた。中でも石川県輪島市の北岸にある西保(にしほ)地区は、徒歩でも行き来するのが極めて困難な孤立集落が点在。11日になってようやく空からの救出活動が本格化した。本紙記者2人は10日、被災地に支援物資を主に徒歩で届けている男性に道案内を頼み、西保地区に入った。
◇土砂崩れ、獣道を分け入ると…
輪島市役所から西へ延びる県道などを車で4キロほど進み、光浦(ひかりうら)漁港を過ぎると土砂崩れで通行止め。ここで車を降り、土砂を乗り越えたり、男性が地元の人に借りた軽トラックに乗り換えたりして西を目指した。鵜入(うにゅう)の集落の辺りからは道路が海へ向かって崩れ落ちた箇所があるため山中へ分け入った。かつて使われていたという獣道。ぬかるんでいるうえ、ロープをつかまないと上り下りできない急傾斜もあった。
正午ごろにまず下山町に着いた。車庫で4人が身を寄せ合っている。漁師の谷内友三さん(63)は2日になって外部とつながる道路が寸断していることに気づいた。自宅は目立った被害はなかったが裏山が崩れるかもしれず、日中は車庫へ、冷え込みが厳しい夜は軽ワゴン車の中へ。ただガソリンは「あと数日で尽きるかも」といい、10分だけエンジンをかけて車内を暖め、以後は毛布にくるまって眠る。
近所の建設業、浦本晃さん(72)は「大丈夫、不安はない」と気丈だったが、周囲の道路の破壊ぶりは想像を絶し、故郷を捨てざるを得ない可能性も考えているようだった。「生まれてからずっとここに住んでる。親しい人たちと別れないといけないと思ったら……」と言葉を詰まらせた。
◇朝ドラ「まれ」ロケ地も被災
さらに約1時間歩き、市役所から12キロほど離れた大沢(おおざわ)町に入った。NHK連続テレビ小説「まれ」(2015年)のロケ地となった漁村だ。船で救助できないのかと思ったが、防衛省統合幕僚監部によると漁港には小さな船しか入れず、沖合で大型船に移ってもらうのが難しいという。それ以前に、漁港の地盤は激しく隆起しており、船をつけられるようには見えなかった。
住民が避難生活を送る公民館に足を踏み入れると住民がわらわらと駆け寄ってきた。口々に「情報がないんです。新聞を読みたい」。公民館に勤務する中嶋恵美子さん(65)によると大沢町には従来、60世帯100人ほどが暮らす。元日は帰省者が多く150人以上いたとみられる。訪ねた時点では30人ほどがヘリで避難済みだった。
揺れの直後、住民たちは津波を恐れて「高台へ!」と大声をかけ合った。食料を積んだ自衛隊のヘリが時折、公民館の隣の広場に降りるようになったのは5日から。それまで中嶋さんたちは住民たちが持ち寄った材料でみんなのご飯を作り続けた。
◇9日までネットつながらず
断水、停電が続く大沢町では9日になってWi―Fi(ワイファイ)がつながるようになった。そこで初めて、インターネットのニュースで家屋倒壊や土砂崩れ、津波など広範囲での深刻な被害を知り、多くの人がショックを受けた。帰省中だった看護師の長手いつかさん(33)は「映像を見て、輪島中心部でこんなにひどい火災があったんだ、って……。つらいのは私たちだけじゃなかったんですね」。
取材中には神奈川県警のヘリが降りてきた。「迎えが来た?」「乗れるの?」と期待する老若男女20人ほどが集まってくる。この時はドローンで薬を運べるかどうかの調査のための来訪だった。帰省中に孤立を余儀なくされた人たちを中心に約40人がすぐに脱出したいと順番を待っていた。
◇「復興せず廃村かも」募る不安
一方、長手富美子さん(82)は「復興しなくて廃村になるんじゃないかってみんなおびえてる。生まれてずっと住んでいる人ばかり。餓死してでも大沢に残りたいって言ってる人がたくさんいるよ。私も出たくない」と目を赤く腫らしながら言った。
受験生の姿もあった。田中朝陽(あさひ)さん(15)はスクールバスで中心部の市立輪島中に通学していた。父裕之さん(55)は「転校しなければならないのだろうか……」と案じる。
大沢町からの帰途、やはり孤立している赤崎町の旧西保小学校の避難所を訪ねた。この時点では約50人。帰省中の幼い子供や中高生たちもおり、中谷内稔さん(71)によると、早く脱出してもらうために4日前からヘリを要請しているがまだ来ないということだった。
県によると10日時点で西保地区で孤立していたのは814人。11日以降、被災地の外へ2次避難してもらう取り組みが急速に進んでいる。【松本紫帆、北山夏帆】
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( 127983 ) 2024/01/12 22:37:20 0 00 ・東日本大震災で被災した沿岸部では、もともと不便な土地に、代々住んでいた自宅があり、仕事や仕事道具があるために住んでいた人々が全てを失った事により、その場所に住む意味を失い、消滅した集落が無数に有ります。 高台移転などはどうしてもその土地で終わりを迎えたい高齢者ばかりとなり、若者であればあるほど利便性が高い都会へ流出することになります。 それでも守るべき技術や産業が今回の被災地には数多く有り、失われれば二度と戻らないものもあると思います。国も民間も生活出来る復興支援出来ることを願います。
・地震から既に10日以上過ぎているが、地理的要因が大きく影響しているのか孤立集落が未だに多々ある。支援物資は何とか届いているにしても綱渡りの生活ではないかと推察する。 心身ともに疲労が溜まっていることに加え免疫力低下も心配される。いつまでも続けられる生活とは思えない。 凄まじい地震で壊滅的な状況に陥った地域の復興ができるのか、思いとは裏腹に諦めにも似た思いを抱く人がいることが何よりも切ない。 生命と健康を守る選択をして欲しい。願うのは何よりもその点だ。
・能登半島、特に輪島市など奥能登の海岸線は、海岸近くまで崖地が迫っていて、その合間に少しだけ、短い川の河口に小さな平地がある、という地形がほとんどです。 なので、海外沿いに道路は通っているけど、内陸を通って他地区からのアクセスができない、という地域がすごく多いです。 そういう地形の土地を猛烈な地震が襲って、海岸沿いの道路がずたずたになり、孤立してしまったわけです。 能登半島全体で、これだけ多くの世帯が孤立して、生活物資の供給ができない、そしてインフラの復旧ができない。これが今回の地震の特殊性です。 これまでの日本で例のない事態が起こっていると感じます。
この記事では触れられていませんが、別の報道によればこの地区では、「全住民避難」とする方向のようです。 記事に書かれている住民の人たちの想いを考えると、やるせない気持ちになりますが、やむをえないことかと思います。
・厳しい、復旧想定で見放される可能性もあるんだよね。統合や住居提供での移住提案、頑固にその場に固執しても外部との接点が0になればガソリンや燃料、インフラすら提供できないとなれば移り住むしか無い。 費用面もあれば、復旧する為の要員など壁は様々にある。厳しいかもしれませんね。 厳しい現実ですよ。ましてや高齢者が大半だと思うので受け入れる事は人生の大半を失うほどの気持ちだと思う。
・インフラ、道路の整備など 復旧には数年規模だろう。 復旧しても数年で 昨今の様に1、2年で また大規模な余震が無いとは言え無い。 そうなると復興がさらに遅れる。 約100人の住民のうち 子供たちと同居を選び 帰らない人もいるだろう。 復興する時間や年齢、 健康面、安全面、 行政の管理など考えると 住民には厳しい事を言うけど 将来的には 住民は優先的に公営団地などに 集団移転が望ましいと思う。
・突然の急激な変化で孤立なされている集落で生活や寒さや食事 ほぼ高齢者全員の持病の基礎的なお薬など 気をつけなくてはならないことはたくさんあるのだが
キツイ状態だけにさらに考えてほしいのは
「比較的健康でしっかりなされている高齢者」なの
あまりにもキツイ状態ではりつめた緊張が続き睡眠不足が続くと 「認知症の危険性が高くなる」から・・
しっかりなされているからよけいに 1年2年とかけて少しずつ言動がおかしい時と気丈ないつものその人と振り幅がある (初期はまだらよね?)
お子さんたちの前では比較的しっかりしていて気がつきにくいから おかしいなと思えばお互いがその方のお身内へ直接相談してほしい・・
お子さんがね・・辛くなるから
それだけでも二次移動をお考えになられてもいいくらいよ
いつまでも丈夫でおられらのを願います
・そりゃね、電気が停まれば、スマホやテレビはただの板だし、基地局も止まる。中継出来なくなるのは当然だよね。 終戦直後の頃、台風接近を通信が途絶えた地域から割り出したらしい。同じ様に、メディアも官僚も政治家も情報が入らない地域の広さで被災の大きさを想像すべきだと思う。一番酷い地域が1番インフラが機能しなくなるのは当然である。 まあ、長年かけて公務員バッシングしてきたおかげで、人件費の削減が進み、通常の日常業務でさえ非正規に頼っているのだから、非常時の人的余裕なんかあるわけ無いのだから、行き届かないのも当然だよね。地方の公務員なんか地元の被災者になる人のほうが多いのだから。 メディアってさ、報道したい側に立った視点でしか報道しないからね。日常では非常時の事なんか考えずに、無駄を省けと言いながら、非常時の時には人手が物資が足りないとだけ報道する。非常時の備えって、通常の時には無駄なんだよね。
・孤立して再建が難しい集落は廃村にして、集落の集約を進めて比較的安全そうな所に集約した集落の人で町を作るのがいい 集落の復興でインフラやライフラインの整備をするのに膨大な費用がかかる、そこまで費用をかけて復興させるのは、今後も考えてあまり意味を成さないと思う
・「報道機関が現地に行っていなければ、政府発表のみとなり、見捨てられていた集落。」
報道機関が被災地に行く意味は、政府発表では無かったことにされ、見捨てられる事象を明らかにすることにある。
政府発表では、政府に都合が悪い真実が隠蔽されるため、支援が行き届かなかった当該集落は存在していなかったことにされる。 政府側が隠蔽したい都合が悪い真実を報道することが、報道機関の大切な役割である。 最も明確な例としては、第二次世界大戦中の大本営発表である。
報道機関が被災地を訪れることに批判的な意見もあるが、報道機関が被災地に行かなければ真実が報道されることもなく、多くの国民が犠牲になることになる。
・国、県は全力でインフラの復旧を進めて貰いたいです。被災地では、生命の危険に繋がる環境に置かれている人が多数おられるようです。 大阪万博に向ける資金、建設事業者などもインフラ復旧に振替え等など全力で取り組んで頂きたいと思います。
・『自衛隊のヘリが時折、公民館の隣の広場に降りるようになったのは5日から』だとよ。 広範囲の地震が起きたら助けは来ないと思って用意するしかないか。馳知事と岸田総理のおかげで国に期待できないことがよくわかって目が覚めました。 そういえば13日はお二人をしっかりガードしとかないと吊し上げに合うかも。
・電気や通信のインフラが途絶えてる地域は数日分の新聞も持っていくのがよさそう 外の出来事がある程度分かってもらうほうが希望が持てると思う 不要になれば着火剤としても活用できるしね。
・衛星中継できるスマホのようなものをドローンで届けて、情報をどんどん出すべきだ。それくらいのこと考え付かないのか。疑問でならない、失敗や批判を恐れているから、何も進まないのだ。責任取れる人間が指示すべき事項だ。ノンベンダラリと、現行読んで対策している気になっているから、改善しない。どこの首長でも構わない。自分の地域の住民が困っている事の解決をする気が有るか否か。
・インターネットが使えない、 整備された道路が陥没してて使えない、 海底がどうなっているか分からない坐礁するかもで海路も使えない、 記者のように獣道を歩いてインフラが整った所に行かなければ飢え死にするのは予想出来る。 手元の資源が尽きる前に働き掛けたほうが良いだろう。 支援も空からしか出来ないだろうし、 待っていてはいけない。
・ラジオも届かない地域なのかな?我が家は比較的停電が多い地域なので、停電に備えてラジオとカセットコンロとランタンは常備してます。最近では、パンの缶詰を備蓄に追加しました。
・地震発生から10日も経つのにこの有り様とは…。インフラ復旧も絶望的で廃村もしかり、住民の方は早く避難移動しないと命が尽きますよ。賢明な判断をして下さる事を願います。
・1月12日にこの記事を知り、現実に起きてる事にショックです。 救出を望む人と餓死してでも留まりたい人。 愛着よりも土着に近い感情です。 ヘリが離着できる状況なのに、これだけ取り残され感が強いのは今回の能登半島地震が抱えてる闇なのかも 。
・若者でも環境が大きく変わることに適応できない人がいる。高齢者ならなおさらでしょう。 馴染みのない土地に移されてもその後の人生に少しでも幸せを見いだせますように。
・このように陸の孤島となった地域こそ、自衛隊が空と海から早急に救助に向かうべきだ。 海上からなら、2次避難させるために一度に多数を救出出来るのでは。道路がダメなのはとっくに分かってること。
・人は移動するもの。 これだけ吹き飛べば、コンパクトシテイも選択肢の一つ。
国主導で、次世代の負担を減らすためにも、是非進めてもらいたい
・餓死してでもその土地にとどまりたい、、 この気持ちはよくわかります、 病院が嫌いだから具合が悪くても 病院へ行くぐらいなら死んだ方がマシだと言っている人と同じ感じ? しかし、周りが放って置けないのも現実で、見殺しには出来ないという難しいところですね。 この場合どうすれば良いのでしょう?
・これだけの人数が真冬に長期間隔絶された世界で過ごさなきゃならないとは壮絶すぎる話だ。 ポツンと一軒家みたいな所に住んでて道に大規模な土砂崩れが起きたらもう大変。
・これって指令部大変だよな。 各都道府県の警察、自衛隊の援助があっても振り分け、指示出さなければならない。
それも現状が把握出来ない中。
まあ現場はメチャクチャだったろうね。
・どうもヘリの運用が上手く行われているようです。 ドローンの活用も試行されているようで、今後の 改善が望まれます。
・でもこういう集落は人が住み始めて以降それなりに孤立した集落だと思う。 100年前は住民はそんなこと気にしていなかったはず。
・>被災者たちに何度も言われた。「外でいったい何が起こってるんですか?」 自動車があるんだから、カーラジオでAMラジオを聞くことはできなかったのでしょうか?
・命と思い出を天秤にかける。 そこに周りの人の奮闘を掛け合わせて考えてください。
・乾電池で動作するトランジスタラジオの重要性が、よくわかるニュースです。
・なぜ多くの人が待ち望んでいるヘリが救出にやって来れないのか 全く見当が付かない。どうしてなの?
・餓死してでも… すばらしい郷土愛です こういう方こそ余計な邪魔をせず 真っ当できるよう配慮すべきです
・日本の政府行政は、大地震を何回も経験しているのに、何を学んでるんだろう? 災害が現代の姥捨山になっている。
・お年寄りの方の郷土への愛着は理解できる。しかし、毎日が書くとお涙頂戴の記事にしか見えなくなる。
・出光さん、エネオスさん、こういうニュース見て何もしないの? 孤立集落が明らかなんだから、ヘリで運ぶとかやることあるでしょ。
・旅行誌などよく取り上げられていたランプの宿はどうなったでしょうか?
・今までの被災地から見たら、能登半島には国会議員の枠が少ないよね。
・わざわざマスコミが訪ねて行ったのだから情報を提供してあげたら。
・この記者、危険を犯して行っちゃったのか?
・軟弱な記者が行けるなら、自衛隊は行けますよね。
・湯たんぽ無いのかなぁ?
・毎日が言うと嘘くさい。
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