( 128042 )  2024/01/12 23:32:34  
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写真:LIMO [リーモ] 

 

2024年1月より、NISA(少額投資非課税制度)が新たに生まれ変わりました。 

 

NISAを利用してすでに老後資金づくりに取り組んでいる人もいるでしょう。 

 

【円グラフで「50歳代・おひとりさま世帯の貯蓄額」をすべて見る】平均・中央値はいくら?(出所:金融広報中央委員会など) 

 

50歳代といえば、老後準備のラストスパートをかけたい大切な時期です。まだまだ先のことだと後回しにしていた方は、ここから強い意識をもって準備を進めていきたいものです。 

 

さて、自分と同年代の人たちは、どれくらい貯蓄をしているのか気になる人もいるでしょう。 

 

今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、50歳代・単身世帯の貯蓄額をみていきます。 

 

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。 

 

50歳代・単身世帯で「貯蓄ゼロ(非保有)」の人はどれくらいいるのでしょうか。 

 

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、50歳代・単身世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 

 

●【50歳代・単身世帯】の貯蓄ゼロ(非保有)の割合 

 ・39.6% 

●【50歳代・単身世帯の貯蓄額】平均と中央値 

 ・平均:1048万円 

 ・中央値:53万円 

貯蓄ゼロ(非保有)は約4割となりました。 

 

貯蓄事情は人それぞれですが、十分な貯蓄がない人が多いことが分かります。 

 

退職金があるから貯蓄は必要ないという人もいるかもしれません。 

 

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 

 

●【50歳代・単身世帯の貯蓄額】平均と中央値 

 ・平均:1775万円 

 ・中央値:610万円 

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、平均は1500万円を超え、中央値は500万円を超えました。 

 

老後に必要な貯蓄額、安心できる貯蓄額は人によって異なりますので、上記の結果が多い・少ないと言い切ることはできません。 

 

最後に、老後の収入の柱となる「国民年金」と「厚生年金」の平均受給額を確認しておきましょう。 

 

厚生年金の平均月額は「14万3973円(老齢基礎年金を含む)」、国民年金は「5万6316円」です。 

 

国民年金は保険料の納付月数、厚生年金は現役時代の年収と年金加入期間により年金額が決定するため、どちらも個人差が生じます。 

 

とくに厚生年金は個人差が大きいため、ねんきん定期便やねんきんネットでご自身の年金見込額を把握してみましょう。 

 

年金見込額と現在の生活費を照らし合わせてみると、老後資金がいくら必要かが見えてきます。 

 

 

 
 

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