石川県珠洲市の見附島が能登半島地震の影響で大きく崩落したことが報じられた。

この地震により、30メートル近くの奇岩の一部が崩壊し、周囲に土砂が堆積した。

地元の住民は被害に衝撃を受け、過去の地震と比べても前代未聞の被害だと述べている。

（要約）

能登半島地震の影響で大きく崩落した（上、10日）と、地震前（2022年12月）の石川県珠洲市の「見附島」 

　石川県能登地方の景勝地として知られ、その形から「軍艦島」とも呼ばれる見附島（同県珠洲市）の一部が能登半島地震の影響で大きく崩落した。2022年の最大震度6弱、23年の最大震度6強の地震でも一部が崩壊したが、さらに拡大。地元住民は衝撃を受けていた。 

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　見附島は珠洲市の海岸近くにある小島で、最高所の標高は30メートル近くになる奇岩。今回の地震後、船首と船尾に当たる部分が崩落し、土砂が周辺に積み重なった。 

　見附島を見に来ていた同市の小木勇希さん（42）は「子どものころから見慣れた景色が別物になってしまった。これまでの地震でも崩れていたが、今回の被害は比べものにならない」と話した。