( 128976 )  2024/01/16 00:42:47  
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東京株式市場の勢いが止まらない。12日の日経平均株価は5営業日続伸し、終値は前日比527円25銭高の3万5577円11銭で、1989年12月の史上最高値3万8915円87銭も視野に入る。新NISA(少額投資非課税制度)も株価を押し上げているというが、バブルではないのか。専門家の見方を聞いた。 

 

株高の要因についてマネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏は「NISAによって個人の資金が流入している。また、休み明けの外国人投資家の資金が日本株に戻ってきた」と解説する。 

 

15日には東証が企業価値の向上策を開示した企業の一覧を公表するが、これも株高につながると期待されている。 

 

1989年末は株価が最高値となった後、バブルが崩壊し、日本経済も長期低迷期に入った。今回は大丈夫か。 

 

広木氏は「当時と違うのは割高感や過熱感がなく、過去最高の企業業績に見合って株価が上がっていることだ。日経平均は6、7月に4万円を突破した後、秋には米大統領選で様子見ムードが強まるが、年末に4万2000円まで上昇してもおかしくない」と強気のシナリオを示した。 

 

 

 
 

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