( 130814 ) 2024/01/20 22:58:48 0 00 谷川弥一衆院議員
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、計約4300万円を収支報告書に記載しなかったとして略式起訴された谷川弥一衆院議員(82)(長崎3区)の地元・長崎県内では動揺が広がった。
【写真】谷川議員の事務所が入るビル(長崎県大村市で)
「辞めるのは簡単。だけど、新幹線など長崎に残った問題は誰がやれるの?」。還流が発覚した直後の昨年12月、谷川氏は取材に語気を強めた。だが、19日は取材に応じず、「国民、県民の皆様にお詫びする」とのコメントを発表した。
離島の五島市出身。長崎市の高校を卒業後、30歳の頃、同市に建設会社を設立し、地場大手に育て上げた。県議を5期務め2003年に62歳で衆院議員に転身。当選は連続7回に及んだ。
離島振興の議員立法や22年の西九州新幹線開業など、地元の発展には力を注いだ。「まだやるべきことはあった。こんなことになるとは」。約12年間、後援会長として支えた島信行さん(84)は唇をかんだ。還流については島さんにも説明がない。「自ら説明してほしい。真実を知りたい」
選挙区内の大村市の男性(86)は「政治資金について(パーティー券の販売ノルマや還流という)古い慣習を引きずり、市民と金銭感覚がずれた結果ではないか」と批判した。
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