( 131428 )  2024/01/22 22:32:32  
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月面探査機「SLIM」が月面に着陸し、地球に技術データや撮影画像を送信できたことが分かった。

JAXAは取得データの解析を開始し、着陸精度や発電の可能性などを評価する予定。

チームは喜びを表明し、JAXAは状況を説明する記者会見を開く予定。

一方で、着陸後の姿勢が計画通りでないことが判明し、太陽光の当たる状況を待って電力の復旧作業を続けている。

探査期間は予定よりも短くなる可能性がある。

(要約)

( 131430 )  2024/01/22 22:32:32  
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月面探査機「SLIM」の月着陸イメージ(JAXA提供) 

 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、20日に世界5カ国目となる月面着陸をした探査機「SLIM(スリム)」について、「ピンポイント着陸」に関する技術データや撮影画像を地球に送信できたと明らかにした。取得データの解析を始めており、狙った場所の100メートル以内に着陸させる世界初の技術を実証できたかどうか、1カ月以内に精度を判断する。 

 

【写真】月に着陸したとみられる小型探査機「SLIM」のデータ映像=20日午前0時20分 

 

 スリムのチームは22日、X(旧ツイッター)で「たくさんのデータが取得できたことを確認し、ほっとするとともにワクワクしはじめています」と喜びの声を投稿した。JAXAは25日に記者会見を開いて、状況を説明する。 

 

 JAXAは「着陸後の姿勢は計画通りではなかった」としている。太陽電池パネルは西側を向いていることが新たに確認された。今後、西から太陽光が当たる状況になれば発電を再開する可能性があり、復旧に向けた作業を続けている。 

 

 本来は数日間の探査を予定していたが、着陸から約2時間40分後に電源を切った。 

 

 予定した月面での鉱物調査の期間は、大幅に短縮されたとみられる。 

 

 

 
 

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