( 132165 ) 2024/01/24 23:56:32 0 00 「キャスト」(国土交通省提供)
ダイハツ工業による自動車の認証試験を巡る不正問題で、ダイハツは24日、軽自動車「キャスト」と、OEM(相手先ブランドによる生産)でトヨタ自動車に供給する同型車「ピクシスジョイ」の2車種計32万2740台(2015年8月~23年6月製造)のリコールを国土交通省に届け出た。一連の問題に関連したリコールは初めて。
【図表】一目でわかる…ダイハツの主な車種ごとの試験不正の内容
国交省によると、対象はキャスト28万8146台、ピクシスジョイ3万4594台。2車種は側面衝突時にパワードアロックが作動してすべてのドアが施錠され、車内の人の救出に時間がかかる恐れがある。これまでにユーザーなどから不具合は報告されておらず、基準不適合を理由とした事故も起きていないという。
ダイハツは昨年12月、第三者委員会による調査報告書を公表した際、この2車種についても複数の不正があったと発表していた。
国交省は不正のあった国内45車種について、安全・環境基準への適合性を確認する試験を今月9日に始め、これまでに5車種の適合を確認。キャストやピクシスジョイを含む残る40車種の確認を進めている。
問い合わせは、ダイハツお客様コールセンター(0800・500・0182)へ。
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