( 132355 ) 2024/01/25 14:24:19 0 00 ダイハツ工業の本社(昨年12月、大阪府池田市で、読売ヘリから)=前田尚紀撮影
ダイハツ工業が、28日に大阪市内で開催される大阪国際女子マラソンへの競技用車両の提供を見送ることがわかった。協賛企業として20年近く選手の誘導や審判用の車を提供してきたが、自動車の認証試験を巡る不正を受け、自社のPRにつながる活動は不適切だと判断した。
【図表】一目でわかる…ダイハツの主な車種ごとの試験不正の内容
ダイハツは2005年から大会に協賛し、軽自動車の「コペン」や「タント」などを貸し出してきた。今大会でも、誘導車や審判車のほか、カメラマンらが乗る報道車やタイムを示す時計を載せた車両などを提供する予定だった。
ダイハツは昨年12月に不正を発表して以降、全車種の出荷を停止するとともに営業活動を自粛している。恒例の初売りやテレビCMも休止しており、今大会についても、「PRと思われる活動は控えたい」(幹部)として車両の提供を自粛することにした。
大会事務局は競技用車両について、「調整中」と説明している。
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