( 132771 ) 2024/01/27 02:47:32 0 00 桐島聡容疑者(警察庁のホームページから)
昭和49~50年に起きた連続企業爆破事件に関与したとして爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されている桐島聡容疑者(70)は、警察庁の重要指名手配被疑者に指定されていた。これは凶悪で広域な犯罪のうち、全国警察を挙げて捜査する必要がある容疑者を指定する制度。桐島容疑者は指名手配から既に48年が経過しており、昨年11月時点の重要指名手配被疑者14人のうち、逃亡期間が最長となっていた。
【写真】三菱重工ビル爆破事件の現場=昭和49年8月30日
昭和46年の東京・渋谷暴動事件で翌47年に殺人などの容疑で手配された過激派「中核派」の大坂正明被告(74)は、当時最長の45年以上の逃走の末、平成29年5月に逮捕。昨年12月、東京地裁で懲役20年(求刑無期懲役)の判決を受けた。
現在、手配中の重要指名手配には、沖縄県で平成2年、警察官2人を短銃で殺害したなどの疑いで手配された暴力団幹部、又吉建男容疑者(74)や、20年に岩手県宮古市(旧川井村)で発生した知人女性殺害事件の小原勝幸容疑者(43)らがいる(年齢はいずれも昨年11月時点)。
また、重要指名手配とは別に、治安に重大な影響を及ぼす、より危険で凶悪な事件の場合、警察庁が特別手配容疑者に指定し、専従班を設けるなどして追跡捜査を強力に展開する。近年では23年の大みそかに警視庁丸の内署へ出頭した平田信元幹部(58)ら元オウム真理教の3人が特別手配された。
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