( 132774 )  2024/01/27 02:52:44  
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神奈川県の病院に入院中の男性が、1970年代に起きた連続企業爆破事件の容疑者であると名乗った。

警視庁は身元の確認を進めており、特定されれば事件から49年ぶりの逮捕となる可能性がある。

男性は入院時に偽名を使用しており、桐島聡容疑者を名乗っている。

警察はDNA型鑑定などを行い身元の確認を進めているが、結果が出るまで数日かかる見込み。

なお、共犯者である大道寺あや子容疑者が海外逃亡したことで、桐島容疑者の時効は停止されている。

(要約)

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桐島聡容疑者=警察庁提供 

 

 神奈川県の病院に入院中の男が突然、1970年代に起きた連続企業爆破事件の容疑者を名乗った。警視庁は事情を聴き、身元の確認を進めているが、特定されれば事件から49年ぶりとなる。半世紀の空白は今後の捜査で埋まるのだろうか。 

 

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■偽名を使用 警視庁が身元確認へ 

 

 「自分は桐島聡だ」 

 

 捜査関係者によると、男が突如、入院先でそう言ったのは25日だった。病院は神奈川県警に通報し、その日のうちに警視庁に連絡がきた。警視庁公安部は病院に捜査員を派遣した。 

 

 桐島聡容疑者(70)を名乗る男が入院したのは今年1月。偽名を使っていた。捜査関係者によると、自ら病院を訪れたわけではなく、体調を悪化させて病院に運ばれたとみられる。末期がんと診断され、重篤な状況という。 

 

 毎年11月の「指名手配被疑者捜査強化月間」などには、桐島聡とみられる男の情報なども寄せられていた。捜査幹部の1人は「捜査員がひとつひとつつぶしていく中で、今回は桐島である可能性が比較的高いとみられる」と話す。 

 

 警視庁は身元の確認を進める。一般的には、指紋やDNA型鑑定の手法を使う。警視庁はこの男について、桐島容疑者の親族を探すなどしてDNA型鑑定を試みる方向で、結果が出るまでには少なくとも数日間はかかる模様だ。 

 

 共犯者として国際手配されている大道寺あや子容疑者(75)らが海外逃亡したことにより、桐島容疑者の時効は停止されている。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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